職場で新しいCanon TS8730プリンタを導入したが、異なるネットワーク上に接続されているパソコンでプリンタが認識されないという問題が発生することがあります。この記事では、ネットワークを跨いでプリンタが接続できない場合の原因と解決策を解説します。
1. プリンタとPCのネットワーク接続の確認
まず、プリンタがネットワークAに接続されており、パソコンがネットワークBに接続されている状況です。この場合、プリンタがネットワークAに接続されているにもかかわらず、パソコンがネットワークBにいるため、プリンタが認識されないことがあります。リモートVPNでネットワークAに接続している場合、VPN経由で通信が行われるため、特にVPN設定やファイアウォールが原因で接続がブロックされている可能性があります。
確認すべきポイントは、VPN接続が適切に設定されており、プリンタが所属するネットワークAにアクセスできているかどうかです。ネットワーク設定やルーティングに問題がないか確認することが重要です。
2. プリンタのIPアドレスとファイアウォール設定
プリンタのIPアドレスが正しく設定されていることを確認し、パソコンからそのIPアドレスに対してpingが通ることを確かめたとのことですが、さらにファイアウォールの設定が原因で通信がブロックされている場合があります。特に、VPN接続を通じて通信する場合、ネットワークAとネットワークB間で適切にポートが開放されているか確認する必要があります。
Windowsのファイアウォールや、企業のセキュリティソフトウェアによってプリンタへの通信がブロックされていないかを確認しましょう。プリンタにアクセスするために必要なポート（通常はポート 9100など）が開放されていることを確認してください。
3. プリンタドライバーのインストールと設定確認
新しいプリンタのドライバをインストールする際、ドライバが正しく認識されているか、そしてプリンタがリストに表示されるか確認することが大切です。プリンタのドライバがインストールされた後、ネットワーク経由でプリンタを追加する際に、プリンタのIPアドレスを手動で入力する方法を試みてください。
また、Canon TS8730のような新しいプリンタは、Windows 11との互換性が十分であるか確認することも重要です。もしドライバが正しくインストールされていても、Windows 11に対して適切な設定を行わないと、プリンタが認識されない場合があります。
4. ネットワーク設定の再確認とトラブルシューティング
ネットワークAとネットワークB間で、プリンタが正しく認識されない原因は、ネットワーク設定やルーティングに問題がある場合が多いです。特に、異なるネットワークセグメントに接続されている場合、IPアドレスの設定やゲートウェイ、サブネットマスクの設定が原因となっている可能性があります。
ルーターやスイッチの設定を確認し、プリンタの接続しているネットワークとパソコンの接続しているネットワークが適切に通信できるように設定を調整しましょう。VPN経由でプリンタにアクセスする際のネットワークルーティングやDNS設定にも注意が必要です。
まとめ
ネットワークをまたいでCanon TS8730プリンタを認識させるためには、VPN設定やファイアウォール設定、プリンタドライバのインストールと設定確認、ネットワーク間のルーティングの再確認が必要です。これらを適切に確認し、設定することで、異なるネットワークに接続されたパソコンでもプリンタを認識させ、正常に印刷できるようになります。
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