3Dプリンターの初心者にとって、CREALITY HALOT-ONEのような新しい機材を使うことは少し不安かもしれませんが、正しい手順を踏めばスムーズに印刷作業を行うことができます。この記事では、Nomad Sculptでモデリングし、Creality Cloudでスライスして、WiFi経由でデータをプリンターに送る手順について解説します。
Nomad SculptでのモデリングとCreality Cloudのスライス
まず、Nomad Sculptを使って3Dモデルを作成します。このソフトウェアは、主にタブレット向けの3Dスカルプティングツールですが、非常に高い自由度と精度でモデリングが可能です。作成したデザインをSTLファイルとしてエクスポートした後、次はスライス作業です。
Creality Cloudを使ってSTLファイルを読み込み、スライスすることができます。スライス後にG-codeが生成され、そのG-codeを使って3Dプリンターで印刷が開始できます。このスライス設定では、フィラメントやプリントの解像度、サポート材の設定など、細かい設定を行うことができます。
WiFi経由でのプリンター設定とデータ転送
CREALITY HALOT-ONEにはWiFi機能が搭載されており、Creality Cloudから直接WiFi経由で印刷データを転送できます。これには、まずプリンターとWiFiネットワークを接続する必要があります。プリンター側でWiFi設定を行うために、タッチパネルの設定メニューから「WiFi設定」を選び、ネットワークを選択し、パスワードを入力します。
WiFi設定が完了したら、Creality Cloudからプリンターに接続し、G-codeデータを送信できます。Creality Cloudアプリでプリンターを認識させることができれば、データ転送は非常にスムーズに行えます。
プリンターとネットワーク設定の注意点
プリンターをWiFi経由で使う際に最も注意したいのは、ネットワークの安定性です。プリンターとパソコンが異なるネットワークに接続されている場合、データ転送に問題が発生することがあります。特に、VPN経由で接続している場合や、ネットワーク設定に問題がある場合、プリンターが認識されないことがあります。
これを解決するためには、プリンターが正しくWiFiに接続されていることを確認し、Creality Cloudでプリンターがオンライン状態であることをチェックすることが重要です。
まとめ
CREALITY HALOT-ONEでの3Dプリント作業は、Nomad Sculptでのモデリング、Creality Cloudでのスライス、そしてWiFiでのデータ転送を順番に行うことで、効率よく進められます。WiFi設定やネットワークの確認を適切に行うことで、初心者でもスムーズに3Dプリンティングが実現できます。最初は手間取ることもありますが、慣れてくればそのプロセスも楽しくなるでしょう。


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