ミラーレス一眼カメラを選ぶ際に、風景や夜景の撮影に適したカメラを選ぶことは重要です。APS-Cとフルサイズセンサーを搭載したカメラの違いや、おすすめのカメラやレンズについて解説します。
1. APS-Cセンサーとフルサイズセンサーの違い
APS-Cセンサーとフルサイズセンサーの主な違いは、センサーの大きさです。フルサイズセンサーは、より大きな撮像素子を持つため、より多くの光を取り込むことができます。そのため、夜景や低照度の撮影において、フルサイズセンサーのカメラは優れた性能を発揮します。
一方、APS-Cセンサーはフルサイズに比べて小型であり、一般的にはコストが抑えられます。しかし、夜景撮影時にノイズが出やすいという欠点もあるため、フルサイズカメラの方がより美しい夜景を撮影できることが多いです。
2. 各メーカーのミラーレス一眼カメラの特徴
質問で挙げられたカメラにはそれぞれ特徴があります。
- Nikon Z fc: APS-Cセンサーを搭載したコンパクトなカメラ。クラシックなデザインが魅力で、風景撮影にも適しています。
- Canon EOS RP: フルサイズセンサーを搭載し、特に低照度での性能が優れています。夜景撮影には最適な選択です。
- 富士フイルム X-T30II: APS-Cセンサーを搭載し、色再現性が優れています。特に風景写真では、色合いにこだわりたい方におすすめです。
3. 夜景撮影におけるAPS-Cとフルサイズセンサーの差
夜景撮影では、フルサイズカメラが有利な点がいくつかあります。フルサイズセンサーは高感度でのノイズ処理が優れており、暗いシーンでも明るくクリアに撮影できます。特に低ISOでの画質や、長時間露光でのノイズの少なさが際立ちます。
APS-Cセンサーはフルサイズに比べて感度が低いため、同じ条件での撮影時にはノイズが目立つことがあります。ですが、最近のAPS-Cカメラは高感度性能が向上しており、適切な設定を行えば夜景撮影にも十分対応できます。
4. おすすめのレンズ
夜景撮影において重要なのは、明るいレンズ(広角レンズ)が特に役立ちます。F値が小さいレンズ(例: f/2.8やf/1.8など)は、低照度でも明るい写真が撮れるため、夜景には適しています。次に挙げるレンズは、特に夜景撮影におすすめです。
- Canon RF 24-105mm F4-7.1 IS STM: 広角から標準ズームレンズで、風景や夜景撮影に万能です。
- 富士フイルム XF 10-24mm F4 R OIS WR: 広角の風景撮影に最適で、夜空もきれいに撮れます。
- Nikon Z 14-30mm f/4 S: 夜景や風景撮影に適した広角ズームレンズです。
まとめ
夜景撮影を重視するなら、フルサイズセンサー搭載のカメラが優れた選択肢です。Canon EOS RPやNikon Z fc、富士フイルム X-T30IIはそれぞれ特徴がありますが、最終的には使用目的や予算に応じて選ぶと良いでしょう。レンズ選びも重要で、明るい広角レンズを選ぶことで、より美しい夜景を撮影できます。


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