プリンターを購入する際、印刷速度を示す「ppm」という単位を目にすることが多いです。しかし、この「ppm」とは一体何を意味し、どのように理解すればよいのでしょうか?本記事では、ppmが表す内容や、モノクロ片面印刷における印刷速度の目安について解説します。
ppmとは?印刷速度の単位を理解する
「ppm」とは「pages per minute」の略で、1分間あたりに印刷できるページ数を示す単位です。一般的に、プリンターの印刷速度はこのppmで表され、速さの目安として利用されます。
重要なのは、ppmが示すのはあくまで「印刷枚数」であることです。つまり、モノクロやカラー、両面印刷など、プリンターの設定や種類によって実際の印刷時間が異なる場合があるという点です。
モノクロ片面印刷とppmの関係
質問にもあるように、「ppm」は「モノクロ片面印刷」時の速度を示すことが多いです。たとえば、一般的なモノクロレーザープリンターの場合、1分間に20ppmの速度で印刷できる場合、そのプリンターは1分間で20枚のモノクロA4用紙を片面印刷できるという意味です。
このため、印刷速度の表示がppmである場合、通常はモノクロ片面印刷を基準にしており、カラー印刷や両面印刷の場合には、印刷速度が遅くなることがあります。
カラー印刷や両面印刷での速度差
カラー印刷や両面印刷では、モノクロ片面印刷よりも印刷速度が遅くなることが一般的です。例えば、モノクロ印刷時は20ppmの速度でも、カラー印刷では10ppm程度に落ちることがあります。また、両面印刷を行う場合、1ページを2回印刷する必要があるため、さらに時間がかかることが予想されます。
このため、購入前に「モノクロ片面印刷」だけでなく、「カラー印刷」や「両面印刷」の速度も考慮に入れると良いでしょう。
ppmの速度表記を比較する際のポイント
プリンターのppm表記を比較する際は、次のポイントに注目するとより正確に印刷速度を理解できます。
- モノクロとカラーの区別:モノクロとカラーで印刷速度が異なる場合があります。特に「カラー印刷時のppm」が記載されていない場合、その速度はモノクロ印刷時のものです。
- 両面印刷時の速度:両面印刷を行う際には、印刷速度が半分になる場合があるので、両面印刷対応のプリンターを選ぶ際は、その点を理解しておきましょう。
- 印刷の品質設定:高品質の印刷設定では、通常よりも時間がかかるため、標準的な設定でのppmを確認することが大切です。
まとめ:ppmは「モノクロ片面印刷」の速度を示す
結論として、ppmは通常「モノクロ片面印刷」の速度を示しており、カラー印刷や両面印刷では速度が異なることがあります。購入時には、各プリンターの「モノクロ」「カラー」「両面印刷」などの設定に基づいた印刷速度を理解し、実際に自分が必要とする用途に適したプリンターを選ぶことが重要です。
プリンターを選ぶ際には、ppmだけでなく、用途に応じた設定をしっかり確認して、効率的な印刷ができる機種を選びましょう。


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