Tamron 70-200mm A025を使用中に発生する「カラカラ音」とAF不安定の問題について、購入者の間でよく聞かれる症状です。特に中古で購入した場合、このような不具合に直面することがありますが、原因を特定することで対応方法が見えてきます。この記事では、問題の可能性や修理の必要性について解説し、どの部分が故障の原因となるかを探ります。
Tamron A025で発生するカラカラ音の原因とは
カメラ起動時に聞こえるカラカラ音は、レンズ内部の可動部分に関連するものが多いです。特に、焦点合わせの機構や手ブレ補正(VC)の動作に関わる部分に問題が生じている可能性があります。音が「カラカラ」と乾いた音であることから、内部の部品が摩耗しているか、潤滑不良が原因であることが考えられます。
また、音がMFモードでは鳴らないという点からも、オートフォーカス(AF)機構に関連した問題が疑われます。MFモードでは可動部品が動かないため、音が発生しませんが、AFモードではレンズ内のモーターが動作するため、音が鳴るという現象が見られる場合があります。
AFが不安定になる原因
AFの不安定さについては、暗い場所やコントラストが低い被写体でAFが迷いやすくなるのは、一般的なレンズの特性でもあります。しかし、「AFが前後に暴れる」となると、レンズ内部でのAFモーターやギアの異常が考えられます。AFモーターが正常に動作しない場合、焦点が適切に合わせられず、暴れる現象が発生します。
望遠端でのAFの迷いがひどい場合、レンズの焦点距離に関連する部分の摩耗や、AFモーターの不具合が原因であることが多いです。この場合、修理が必要になる可能性があります。
修理が必要かどうかの判断
現状でレンズを使い続けることが可能かどうかは、音やAFの不安定さがどれだけ撮影に支障をきたすかに依存します。音が気になる程度で、AFが比較的安定しているのであれば、修理せずに使い続けることもできます。しかし、AFの暴れや撮影に影響を与えるような不具合が頻繁に発生する場合、修理を検討した方が良いでしょう。
修理の際には、AFモーターやギアの交換、潤滑剤の補充、または内部部品の調整が必要になることがあります。特に中古で購入した場合、前オーナーの使用状態やレンズのメンテナンス履歴が不明なため、早めに修理を検討することをお勧めします。
修理の際に確認すべき点
修理に出す際、まずはカメラ店や公式の修理サービスに相談し、症状を詳しく伝えましょう。修理時には、レンズ内のモーターやギア、または可動部分の摩耗が主な原因として考えられるため、それらの部品を重点的にチェックしてもらうことが重要です。
もし、修理費用が高額になる場合は、買い替えを検討することも一つの選択肢です。ただし、Tamronのレンズは修理後も性能が回復することが多いため、修理後に長期間使える可能性があります。
まとめ
Tamron A025で発生するカラカラ音とAF不安定の問題は、内部部品の摩耗や潤滑不良、AFモーターの不具合が原因となっている場合が多いです。現状で使い続けるかどうかは、症状の程度に応じて判断することが大切です。修理を検討する際は、原因となる部品を特定してもらうよう、修理店に相談することをお勧めします。


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