LENOVOの中国版タブレット、Xiaoxin Pad Pro GT(TB710FU)を使用していて、公式のSoftware Fixを使用してファームウェアを更新した結果、機種不適合と判定され、電源がすぐに切れるようになった場合の対処法について解説します。この記事では、元の中国版に戻す方法やFastbootモードでの対応方法を詳しく説明します。
ファームウェア更新後に発生する問題
Xiaoxin Pad Pro GTを中国版からグローバル版に変換するためにファームウェアを更新した結果、電源がすぐに切れる問題が発生することがあります。これには、ファームウェアが機種に適合しないことが原因です。さらに、PCに接続しても認識されないことがあり、Fastbootモードに入ってもデバイスがエクスプローラーに表示されないことがあります。
このような場合、元のファームウェアに戻す必要があります。以下に、元の中国版に戻すための方法をいくつかのステップで解説します。
Fastbootモードから元の中国版に戻す方法
まず、デバイスがFastbootモードで起動している状態であることを確認してください。次に、PCに接続しても認識されない問題を解決するためには、以下の手順を試すことができます。
- ドライバのインストール: PCに接続しても認識されない場合、デバイス用の正しいドライバがインストールされていない可能性があります。最新のドライバをインストールして再度接続を試みてください。
- ADBツールの使用: ADB(Android Debug Bridge)ツールを使用して、Fastbootモードで認識されたデバイスを操作できます。ADBをインストールし、コマンドプロンプトから「adb devices」を実行してデバイスが認識されているか確認します。
- 適切なファームウェアのダウンロード: Xiaoxin Pad Pro GTの元の中国版ファームウェアをLENOVOの公式サイトや信頼できるフォーラムからダウンロードします。
元の中国版に戻すためのファームウェアインストール
元の中国版に戻すためには、Fastbootモードでファームウェアを手動でインストールする必要があります。手順としては、以下のようになります。
- Fastbootモードでタブレットを起動し、PCに接続します。
- ダウンロードした中国版のファームウェアファイルを解凍し、Fastbootコマンドを使用してインストールを開始します。
- コマンドプロンプトを開き、「fastboot flash」コマンドを使用してファームウェアをインストールします。
- インストールが完了したら、「fastboot reboot」コマンドでタブレットを再起動し、元の状態に戻すことができます。
この手順でファームウェアを元に戻すことができれば、電源がすぐに切れる問題や認識されない問題が解決するはずです。
元の中国版に戻せない場合の追加手段
万が一、上記の手順で元の中国版に戻せない場合、以下の追加手段を試すことができます。
- カスタムROMのインストール: デバイスに適合したカスタムROMをインストールすることも一つの方法です。XDA DevelopersなどのフォーラムからROMをダウンロードし、Fastbootモードでインストールします。
- 公式サポートに問い合わせ: LENOVOの公式サポートに問い合わせて、デバイスのリカバリー方法や公式のファームウェア修正を依頼することもできます。
まとめ: ファームウェアの不適合を解決するために
Xiaoxin Pad Pro GT(TB710FU)のファームウェア問題は、適切な手順で元の中国版に戻すことで解決できます。Fastbootモードでファームウェアを手動でインストールする方法や、必要なドライバやツールをインストールすることで、電源が切れる問題や認識されない問題を解消できます。もしこれらの手順で解決できない場合は、LENOVOの公式サポートに問い合わせることも検討してください。


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