スマートフォンを購入する際、特にアジア圏を転々としているとき、中国版とグローバル版の違いが気になることがあります。中国版のスマートフォンは価格が安く、通常、Googleストアがインストールできるなど、グローバル版とほとんど同じように使えると言われます。しかし、いくつかの点で違いがあり、そのデメリットについて理解しておくことが大切です。
中国ROM版とグローバル版の違い
中国ROM版のスマホは、通常、初期設定で中国語がメインで、海外向けのサービスやアプリが制限されている場合があります。しかし、現代のスマホは多くの場合、言語設定を変更できるため、英語やその他の言語で使用することができます。さらに、Googleストアをインストールすることが可能です。
中国ROM版のデメリット
中国ROM版にはいくつかのデメリットがあります。最も大きな問題は、「技適」の認証がないことです。技適とは、日本国内で使用するために必要な無線通信機器の認証です。これがない端末を日本で使用すると法律違反になる可能性があります。
また、キャリアによっては、通信周波数帯が異なるため、電波が弱くなる場合があります。中国版のスマートフォンは、特に日本国内での通信に最適化されていないことがあります。
価格が安い理由
中国ROM版が安い理由は、主に市場向けに特化していることと、広告などの収益モデルが関係しています。多くの中国版スマートフォンには、広告が表示されたり、特定のアプリが事前にインストールされている場合があります。これが価格を抑える一因となっています。
どちらを選ぶべきか
中国ROM版を選ぶ場合、主にコスト面で有利です。ただし、法律的な問題や通信の安定性、サポート面での不安があるため、グローバル版の購入を検討することをおすすめします。特に日本国内での使用を考えると、グローバル版のスマートフォンの方が安心して利用できます。
まとめ
中国ROM版のスマートフォンは、価格の面では魅力的ですが、技適問題や通信の不安定さ、広告などのデメリットがあります。アジア圏を転々とする場合でも、長期的に見るとグローバル版のスマートフォンの方が安定した利用が可能です。どちらを選ぶにせよ、購入前に十分な情報を集め、慎重に選択しましょう。


コメント