新品の洗濯機を設置した直後に給水が極端に弱いと、不良品ではないかと不安になるものです。特に日立ビートウォッシュは給水フィルターが細かく設計されているため、設置時のちょっとした条件で水量が弱くなることがあります。この記事では、新品洗濯機で起こりがちな給水トラブルの原因と、自分で確認できる改善方法をわかりやすく解説します。
新品の洗濯機で給水が弱いときに疑うべきポイント
購入直後の洗濯機で給水がチョロチョロの場合、真っ先に確認すべきは「給水口のフィルター詰まり」です。メーカー出荷時の水抜き処理で小さなゴミが溜まった状態のまま届くケースも珍しくありません。
また、運送時の気温が低いと内部の残水が凍結し、給水弁が固くなり正常に開かないこともあります。とくに冬季はこの症状が起こりやすいため、到着したその日は水量が弱くても翌日に正常に戻ることもあります。
まずは給水フィルターの確認を行う
ビートウォッシュは給水口の内側に細かいフィルターがついており、ここにゴミが詰まると一気に水量が低下します。工具不要で取り外せるため、自宅で簡単に確認できます。
具体例として、購入直後のフィルターを掃除しただけで水量が数倍に戻ったケースがあります。説明書には手順が記載されているので、一度フィルターの状態を確認してみる価値があります。
冬季なら凍結が原因の可能性もある
寒冷地域や冬の配送では、洗濯機内部にわずかに残っている水が凍結することがあります。給水弁周辺が凍ると、作動が遅くなるため水が少量しか出ないことがあります。
ボイラー近くに設置している場合、翌日気温が上がると自然に解凍されて正常に戻ることが多いです。夜間の低温が続く地域では特に起こりやすいため、半日〜1日ほど様子を見ると改善することもあります。
メーカーが推奨するチェック項目
日立では、給水量が弱い場合に以下の順番で確認することを推奨しています。
- 給水栓がしっかり開いているか
- 給水ホースがねじれていないか
- 給水フィルターに詰まりがないか
- 水圧が低くないか(2階以上では特に起こりやすい)
これらのチェックで改善することが多く、初期不良とは限りません。メーカーのサポート窓口でも同じ項目を確認されるため、事前に試しておくとやり取りがスムーズになります。
それでも改善しない場合の判断基準
24時間経っても水量が戻らない、または明らかに他の洗濯機では起こらないほど弱い水量の場合、初期不良の可能性もあります。保証期間内であれば交換対応されることがほとんどです。
とくに「給水ホース側は正常なのに、本体側だけ極端に弱い」という症状は、内部弁の不具合である場合があります。気になる場合は早めにメーカーへ相談しておくと安心です。
まとめ
新品洗濯機の給水がチョロチョロしか出ない場合でも、多くはフィルター詰まりや低温による凍結といった軽度の理由です。まずはフィルター掃除や接続確認を行い、冬季なら1日ほど様子を見ることで改善することが多いです。もし改善しない場合は初期不良の可能性を疑い、早めにメーカーサポートに連絡して対応を依頼しましょう。


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