iPhoneやiPadでファイルアプリを使って削除したアイテムが「最近削除した項目」から消えない、または容量が減っていない場合に考えられる原因とその対処法を解説します。
1. 「最近削除した項目」に表示されない原因
ファイルアプリで削除したアイテムが「最近削除した項目」に表示されない場合、通常は一時的なシステムの不具合や同期の遅れが考えられます。削除されたアイテムは、一定期間「最近削除した項目」に保存され、その後自動的に完全に削除されますが、いくつかの理由で表示されないことがあります。
2. システム不具合や同期の遅れを確認する
まず確認すべきことは、iCloudとの同期状態です。インターネット接続が不安定であったり、同期処理が途中で停止している場合、削除したアイテムが「最近削除した項目」から消えないことがあります。この場合、再起動やネットワーク設定の確認が必要です。
- ネットワーク接続を確認: Wi-Fiやモバイルデータの接続状態を確認し、安定した接続を確保してください。
- iCloudの同期状況を確認:「設定」>「Apple ID」>「iCloud」>「iCloud Drive」で同期が正常に行われているかを確認しましょう。
3. iPhoneの再起動やソフトウェアアップデートを試す
再起動を試みることは、システムの不具合を解消する一つの方法です。また、iOSの最新バージョンがインストールされていない場合、バグ修正が含まれていることがありますので、ソフトウェアアップデートも確認しましょう。
- 再起動: 電源を切ってから再度オンにすることで、アプリやシステムの不具合が解消されることがあります。
- iOSアップデート:「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」で、最新のiOSバージョンがインストールされているか確認し、必要であればアップデートを行いましょう。
4. 手動で削除を試みる
「最近削除した項目」に表示されない場合でも、手動でアイテムを完全に削除することができます。以下の方法で手動削除を試みてください。
- ファイルアプリで確認:「最近削除した項目」を再度開き、アイテムをスワイプして削除する。
- iCloud Driveを確認: iCloud Drive内の「最近削除した項目」を確認し、手動で削除する。
5. 最後の手段: 設定のリセット
上記の方法で改善しない場合、最終手段として「設定」のリセットを検討することができます。リセットによってアプリの設定が初期化され、問題が解消される場合があります。ただし、この方法は最後の手段として使用してください。
- 設定のリセット:「設定」>「一般」>「リセット」>「すべての設定をリセット」で、設定をリセットすることができますが、データは消去されません。
6. まとめ
「最近削除した項目」からファイルが消えない場合、原因としては同期の遅れやシステム不具合が考えられます。再起動、ソフトウェアアップデート、手動削除などを試みることで解決できることが多いです。これらの方法で解決しない場合は、Appleサポートに問い合わせることも検討してください。


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