ワイヤレスヘッドホン ATH‑M20xBT を使用していて「音量をマックスにしても以前の50 %くらいに感じる」というケース。設定か機器かあるいは聴力か…という悩みを抱えている方に向けて、音が小さく感じる原因を整理し、順を追って確認できる対策を紹介します。
機器仕様として“音が出にくい”というレビューがあることを知る
このモデルは複数のレビューで「音量を十分に出すには他の機器より大きめに設定しなければならない」と指摘されています。［参参］
例えばレビューサイトでは「If you suffer from incipient deafness and are dependent on levels that are above normal listening volume, this pair of headphones is not necessarily the right choice.」という記載があります。［参参］
接続・設定側で確認すべき3つのポイント
音量が小さく感じる場合、まず以下の設定を確認してください。
- Bluetooth接続している機器（スマホ・PCなど）の音量上限設定や“音量制限”がかかっていないか。
- ATH‑M20xBT本体・ペアリング機器の音量ボタン操作だけでなく、機器側のメディア音量・アプリ音量・イコライザー設定などが低めに設定されていないか。
- Bluetoothコーデックや接続状態（距離・障害物・電波干渉）によって音が弱く感じることがあります。この機種のマニュアルにも「Some Bluetooth devices’ volume control may not work well with this product.」と明記されています。［参参］
機器そのもの・物理的要因のチェック項目
設定に問題がなければ、次にハードウェア側の可能性を探ります。
- イヤーパッドや内部ドライバーの経年劣化や汚れ・耳あてのフィット感が悪くなっていると、遮音・密着性が下がり“実感音量”が小さく感じることがあります。
- 片側だけ音が小さい・バランスが崩れているときは、左／右チャンネルの故障・断線・Bluetoothモジュールの不具合の可能性があります。実際、同シリーズM20xで「音が非常に小さい」とフォーラムで報告された事例もあります。［参参］
- バッテリー残量が極端に少ない・ワイヤレス機器として電圧低下が起きていると、出力が制限されるケースもあり得ます。
聴力・環境側のチェックも忘れずに
一方で、ユーザー自身の聴力状況・環境も影響します。片耳に持病があるという状況では「左右で感じる音量差」「周囲ノイズとの相対的な聞こえづらさ」が出やすいです。
また、静かな環境から移動して“騒がしい環境”で聴くと、同じ音量でも「小さく聞こえる」と感じるため、環境ノイズレベルも考慮に入れてみてください。
まとめ：原因を順に潰すことで“音量が小さい”印象を改善しよう
音量が極端に小さく感じるときは、「機器仕様／設定不備」「装着・ハードウェア劣化」「ユーザー・環境側」の3つの観点から順にチェックするのが有効です。
まずはスマホなど接続機器の音量制限とBluetooth接続状況を確認し、次にイヤーパッドや本体の物理状態をチェック。そして、持病や環境ノイズなども含めて“音が小さく感じる原因”を総合的に捉えることで、より快適な音環境に近づけるでしょう。
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