スマートフォンを落として、画面の左側に「白っぽい影」や「いろんな色の縦線」が出てしまった――これは「ガラス割れなし」でも、液晶やその周辺部品にダメージが発生している可能性があります。この記事では、修理に出す前に知っておきたいチェックポイントと、修理費用・所要時間の目安を整理します。
画面表示に白くなる・線が入るとはどういう故障か
落下事故後に画面左側が白くなったり、色の線が表示されたりする場合、「ガラス面は割れていないがLCDや有機ELパネル内部に損傷がある」と考えられます。
具体的には、ガラス+タッチセンサーが無傷でも、その下の液晶モジュールや接続ケーブル・コントローラーICがズレたり亀裂が入ったりして、画面の一部が正常に表示されなくなることがあります。
修理に出す前に確認しておきたい3つのポイント
①まず、タッチや表示が他の場所で正常に動くか確認します。左側だけ問題ならパネルライン・ケーブル側の損傷が疑われます。
②次に、端末内部で「液晶表示部品+デジタイザ」が丸ごと交換対象か、部分的な交換で済むかを確認できる修理店で見積もりを取りましょう。
③保証や修理履歴、使用年数も考慮しましょう。購入からの年数が長いと部品供給が減って価格が高くなる傾向があります。
修理費用・所要時間の目安と変動要因
海外のデータでは、スマホの画面修理費として一般的に70 ドル~400 ドル程度の幅があると報告されています。[参照](日本円で約1万円~6万円程度)
例えば、特定モデルでは「iPhone 13などで249ドル」、「Samsung Galaxy S21で229ドル」の修理費用として紹介されています。[参照]
このように、修理費用は機種(フラッグシップ or エントリー)・部品(ガラスのみ or パネル+タッチセンサー)・地域・修理店の方針で大きく変わります。
日本国内で修理に出す際の一般的な費用感と時間
日本国内の修理店でも「ガラス割れのみ」より「液晶・表示不良+タッチ不良」の方が料金が高く、数 万円~数十 万円になるケースがあります。海外情報を日本円に換算して目安とすると、5 千円~2万円程度の修理店もあれば、部品・技術料込みで3万円を超えることも稀ではありません。
所要時間の例としては、受付から30分~数時間で完了する修理店もありますが、部品取り寄せが必要な場合などは「数日~1週間」かかる場合もあります。故障状況を事前に説明して、「今日の夕方来店でも見積・当日修理可能か」確認しておくと安心です。
修理店選びと依頼時のポイント
・正規修理店(メーカー直営または認定店)を利用すれば「純正部品」「保証付き」が期待できますが、費用はやや高めになりがちです。
・非正規の修理専門店では「部品代・技術料を抑えた修理」が可能ですが、使用部品の質や保証内容を必ず確認しましょう。
・修理を依頼する前に、必ずバックアップを取っておくことも重要です。修理中に初期化されるケースもありますから、データ保護を忘れずに。
まとめ:液晶表示異常は早めに対処を検討しましょう
画面の左側が白くなり、色の線が入るという症状は「ガラス割れ」以上に内部の表示モジュールが損傷している可能性があります。修理に出せば番号を変えずにそのまま使用を継続できますので、まずは見積もりを取り、部品の可用性や修理時間を確認することをおすすめします。
当日夕方に修理店へ行くのであれば、機種名・症状のスクリーンショット・購入時期をメモしておくと相談がスムーズです。適切な修理を受けて、スマホを快適に使い続けましょう。


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