パナソニック リンクプラスで3路配線/3台のXAD3400CU1操作は可能?WTY22473WK/WTY22473Wを用いた実例と配線ポイント

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「3路配線(2箇所スイッチ操作)で、3つの照明器具(型番 XAD3400CU1)を操作したい。このときスイッチには Panasonic リンクプラスの WTY22473WK や WTY22473Wを使っても大丈夫か?」という疑問に対し、リンクプラスシリーズの仕様・3路配線の考え方・実際の接続手順をわかりやすく整理しました。

リンクプラス「3路対応形」スイッチと配線方式の基本

リンクプラスの製品ページでは、WTY22473W シリーズが「2線式・親器・受信器・3路配線対応形」として掲載されています。([参照]パナソニック公式:2線式3路配線対応形)

この「3路配線対応形」という記載から、2箇所スイッチ操作(いわゆる3路配線)に対応可能であると読み取れます。ただし、この表現は「スイッチを2箇所で操作可能」という意味であるため、照明器具の「台数」「回路数」「個別操作」の条件には注意が必要です。

「3つの照明器具を操作する」という条件のポイント整理

質問の条件では「3つの XAD3400CU1 を操作したい」とあります。ここで確認すべきポイントは次の通りです。

  • ① 3台の照明器具が「同一回路(同じ線・同じスイッチ配線)」で操作可能かどうか
  • ② スイッチを2カ所で操作(3路配線)可能な構成かどうか
  • ③ リンクプラスの親器・子器・回路数・子器の接続数の制限

例えば、親器(WTY22473W)が1回路操作用スイッチで「3台が1回路に並列接続」されているなら、スイッチ1つ・2つであるいは多箇所切替操作は可能です。ただし「各台個別操作」や「異回路操作」を求める場合は別途回路やスイッチが必要になります。

実機配線条件と専用子器の関係

リンクプラスでは、専用子器(例:WTA5652/WTA5654)が「3路・4路」操作用に用意されています。([参照]同上:専用子器紹介)

このため「親器+子器」で2カ所以上から操作可能という仕組みとなっており、スイッチを2箇所で操作したい場合は子器との併用が鍵になります。つまり、WTY22473W(親器)×1+WTA5652(子器)×1という構成が典型的です。

照明器具3台とスイッチ2箇所の実用例

実例として、「玄関ホール:天井照明3灯」+「入口ドア前スイッチ」/「廊下側スイッチ」の2カ所操作」というケースを考えます。この場合、3灯は同一回路に並列接続され、親器(入口側)と子器(廊下側)で操作を切替可能な3路配線が成立します。

もし照明器具を3台とも“同時操作”で良いなら、上記構成で問題ありません。逆に「各台を別々に操作したい」「3箇所から操作したい」といった要望があると、回路を分ける・子器を更に追加するなどの設計が必要になります。

選定時に確認すべきチェックリスト

リンクプラスを用いて設計・工事する際、以下を必ず確認しましょう。

  • 配線方式が「2線式/3線式」か?今回のWTY22473Wは2線式親器です。
  • 親器・子器の接続可能台数・子器数・回路数制限を超えていないか。
  • 照明器具(XAD3400CU1)側の負荷・回路数(何台並列か・同一線か)を把握。
  • スイッチを2カ所操作したいなら、必ず子器による3路構成を見込む。子器を使わずに「3路」と記載でも未対応となる場合があるため、仕様表の「3路配線対応形」記載を確認。([参照]パナソニックFAQ:3路配線対応条件)

まとめ

まとめると、パナソニック リンクプラスの「WTY22473WK/WTY22473W」等は「3路配線(2箇所スイッチ操作)」に対応したスイッチ親器とされており、照明器具3台を同一回路に並列接続して2カ所で操作するという条件であれば設計可能です。ただし、子器の併用・回路の把握・配線方式(2線式/3線式)の確認が重要です。

照明器具を「3台を個別操作」または「3カ所以上から操作したい」という設計なら、回路分割や子器追加などの検討が必要となります。スイッチ選定・配線設計の段階で仕様表をよく確認し、必要に応じてメーカー技術サポートと相談するのがおすすめです。

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