CanonのRF70-200mmは、競馬撮影をはじめ、動きの速い被写体を捉えるのに最適なレンズとして人気です。しかし、F2.8とF4の2つのバージョンがあるため、どちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。特に競馬撮影、特にパドックでの撮影を考慮した場合、それぞれのレンズが持つ特長と違いを理解しておくことが重要です。
1. RF70-200mm F2.8とF4の違い
まず、F2.8とF4の最大の違いは、開放絞りの明るさです。F2.8の方が明るく、低光量でも高速シャッターを使用できるため、動きの速い競馬撮影には有利です。一方、F4はF2.8よりもコンパクトで軽量ですが、低光量でのパフォーマンスがF2.8に劣る点があります。
2. F2.8の利点と競馬撮影への影響
F2.8の大きな魅力は、シャッター速度を速く保ちながら背景をぼかせる点です。これにより、動きが速い競走馬や周囲の活動をクリアに捉えることができます。また、暗いパドックや屋外の撮影でも十分な明るさを確保できるため、夜間や薄暗い環境でも安定したパフォーマンスを発揮します。
3. F4の利点と使用シーン
F4はその軽さとコンパクトさから、長時間の撮影にも便利です。特にパドックなどでの長時間の撮影が求められる場面では、F4の方が取り回しが良いかもしれません。開放絞りがF2.8に比べて暗いですが、十分な明るさが確保できる状況ではF4でも問題なく使用できます。
4. 競馬撮影における選択基準
競馬撮影では動きが速いため、シャッタースピードを速く保つことが重要です。もし、暗い環境での撮影が多い場合や、被写体のぼかし具合を重視する場合は、F2.8が適しています。しかし、軽さや取り回しのしやすさを重視する場合、特に屋外での明るい環境での撮影が多ければ、F4でも十分に対応できます。
5. まとめ
RF70-200mm F2.8とF4、それぞれに特徴があります。F2.8は暗い環境での撮影や被写体のぼかしが優れており、動きの速い競馬撮影において強力な武器となります。一方で、F4はその軽量さとコンパクトさが大きな利点で、長時間撮影を行う場合に便利です。どちらを選ぶかは、撮影シーンと自分の撮影スタイルに合わせて決めると良いでしょう。


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