シグマ APO 120-300mm F2.8EX DG HSM ニコン用をZ5IIで使用する際のAF性能と最適な設定

デジタル一眼レフ

シグマのAPO 120-300mm F2.8EX DG HSMをニコン用に変換アダプタでZ5IIに取り付けて夜間の飛行機撮影を行う場合、AF性能について懸念がある方も多いでしょう。特に、変換アダプタを使用した場合、AFがどの程度快適に動作するのかが重要なポイントになります。この記事では、Z5IIでのAF性能を最適化するためのアドバイスを提供します。

シグマ APO 120-300mm F2.8EX DG HSMのAF性能

シグマのAPO 120-300mm F2.8EX DG HSMは、高速で静かなAF駆動を提供するHSM(Hyper Sonic Motor)を搭載していますが、ニコン用レンズをZ5IIで使用する場合、AF性能は若干低下することがあります。これは、ZマウントとFマウントの違いにより、オートフォーカスの精度や速度に影響を与える可能性があるためです。

また、変換アダプタを使うと、AFが遅くなったり、追尾性能が低下したりすることもあります。特に夜間撮影で動きの速い被写体(飛行機など)を撮影する場合、AF性能に影響が出る可能性があるので注意が必要です。

AF性能を向上させる設定と工夫

Z5IIでシグマのレンズを使用する際には、いくつかの設定を工夫することでAF性能を向上させることができます。まず、AF-Cモード(連続AFモード)を使用することで、動きの速い被写体を追尾しやすくなります。さらに、AFエリアモードダイナミックAFゾーンAFに設定すると、カメラが素早く動く被写体に合わせてAFを調整しやすくなります。

また、低照度AF補助ライトを有効にすると、暗い環境でもAFが安定しやすくなります。特に夜間撮影では、この機能を活用することで、AF性能を最大限に引き出すことができます。

変換アダプタの選び方とおすすめ

変換アダプタを使用する場合、AF性能に最も影響を与えるのはアダプタの品質です。FTZアダプターVelloCommliteなど、複数のメーカーから様々なアダプタが販売されていますが、純正のFTZアダプターが最も安定したAF性能を提供します。特にニコンZシリーズとの互換性が高いため、AF速度や精度が安定しており、飛行機撮影などで重要な追尾能力を発揮します。

安価なサードパーティ製アダプタは、AFが遅くなることが多いため、撮影の際には注意が必要です。高精度なレンズ駆動が求められるシーンでは、信頼性の高い純正アダプターを選ぶのがベストです。

夜間撮影におけるカメラ設定と注意点

夜間の飛行機撮影では、長時間露光や低ISO設定を選ぶことが一般的です。そのため、手ブレ補正(IBIS)を有効にして、カメラの安定性を確保しましょう。また、シャッタースピードを適切に設定し、動きが滑らかに写るよう調整することも重要です。特に、飛行機のスピードを捉えたい場合、シャッタースピードは1/500秒以上を目安に設定すると良いでしょう。

カメラのホワイトバランス露出補正も、夜間の撮影において重要な設定項目となります。適切な設定を行うことで、夜空や飛行機のディテールを鮮明に撮影できます。

まとめ

シグマのAPO 120-300mm F2.8EX DG HSMをニコン用の変換アダプタでZ5IIに装着して夜間の飛行機撮影を行う場合、AF性能に若干の影響が出る可能性があります。AF-Cモードや低照度AF補助ライト、そしてFTZアダプターの使用など、設定を工夫することで、より快適に撮影ができるようになります。また、カメラ設定や変換アダプターの選択も重要なポイントです。安定したAFと快適な撮影体験のために、純正アダプターを使用し、適切な設定を心掛けましょう。

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