PCのパーツ構成において、SSDやグラフィックボード(GPU)の配置は、しばしば予期しない干渉や制限を招くことがあります。特に、NVMe SSDをマザーボードのM.2スロットに設置する際に、グラフィックボードが干渉してSSDの設置位置が制限されることがよくあります。この記事では、A620M Pro RSマザーボードを使用した際のSSD設置に関する問題とその解決方法について詳しく解説します。
問題の詳細: グラフィックボードとSSDの干渉
質問者は、RTX 5070Tiなどの高性能グラフィックカードを使用し、A620M Pro RSマザーボードの「左下」にあるNVMe SSD用のM.2スロットにSSDを取り付けようとしたところ、グラフィックボードが邪魔になり、SSDの取り付けができなかったという問題に直面しています。この場合、グラフィックボードのサイズが大きく、M.2スロットの位置と干渉するため、通常の取り付けが難しくなることがあります。
解決方法: M.2スロットの再配置
一部のマザーボードでは、別のM.2スロットが「右下」に配置されていることがあります。このスロットは読み込み速度が若干遅い場合がありますが、グラフィックボードと干渉しないため、SSDをこちらに取り付けることが可能です。今回のケースでは、左下の高速スロットを使用せず、右下のスロットにSSDを取り付けて認識させることができたとのことです。
そのため、SSDの読み込み速度は少し落ちますが、右下のスロットを使うことでグラフィックボードの干渉を避けることができます。
グラフィックボードを外してSSDを取り付ける必要があるか
もし、どうしても左下の高速M.2スロットを使用したい場合、グラフィックボードを外してからSSDを取り付け、再度グラフィックボードを取り付けるという手順も選択肢の一つです。しかし、この方法は手間がかかり、頻繁にSSDを交換する必要がある場合には不便です。そのため、可能であれば右下のスロットを使用して、速度を少し犠牲にしてでも安定した設置を行う方が現実的です。
まとめ
SSDとグラフィックボードの干渉問題は、多くのPCビルダーが直面する問題です。A620M Pro RSマザーボードを使用している場合、左下のM.2スロットはグラフィックボードに干渉する可能性があるため、右下のスロットを使用することを検討するのが良いでしょう。また、どうしても高速スロットを使用したい場合は、グラフィックボードを一時的に外して作業する方法もありますが、手間がかかるため、できるだけ他の方法で対処することをおすすめします。


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