鉄道写真を撮影するために、望遠レンズを購入したいと考えているカメラ初心者の方に向けて、最適なレンズ選びのポイントを解説します。EOS R10とそのキットレンズのRF-S18-150 IS STMを使って、鉄道の迫力あるシーンをどう撮るかを考えた際、どのレンズが最も適しているのでしょうか?
1. 鉄道写真のための望遠レンズ選び
鉄道写真では、遠くにいる列車を大きく、かつ細部までしっかり撮影するためには、望遠レンズが必須です。特に、動きの速い鉄道を捉えるためには、焦点距離が長いレンズが求められます。選択肢として挙げられるのは、RF75-300mm F4-5.6とEF-S55-250mm F4-5.6 ISの2つの案です。どちらもリーズナブルで、鉄道写真の初心者でも手を出しやすい価格帯です。
しかし、それぞれのレンズには特徴がありますので、どちらが適しているかは目的に応じて選ぶ必要があります。
2. RF75-300mm F4-5.6のメリットとデメリット
RF75-300mm F4-5.6は、EOS R10のRFマウントに適したレンズで、軽量で持ち運びやすいという特徴があります。焦点距離も300mmまで対応しており、鉄道写真において十分な望遠効果を発揮します。しかし、F値がF4-5.6であるため、暗い場所や早朝・夕方の撮影では、もう少し明るいレンズが必要になるかもしれません。
また、手ブレ補正がついていないため、三脚を使用しない場合、シャッタースピードに気をつける必要があります。それでも、手軽に使用できる価格帯と性能を考えると、初心者にとっては十分な選択肢です。
3. マウントアダプターを使用してEF-S55-250mm F4-5.6 ISを使う
実家にあるEF-S55-250mm F4-5.6 ISを使いたい場合、EOS R10にマウントアダプターを装着することで、EFレンズをRFマウントのカメラで使用できます。EF-Sレンズを使用する場合、アダプターが必要となりますが、これにより非常にお得に望遠撮影を楽しむことができます。
EF-S55-250mm F4-5.6 ISの最大の特徴は、手ブレ補正機能「IS」が搭載されており、手持ちで撮影する際に非常に便利です。特に動く被写体を撮影する鉄道写真では、手ブレを抑えるためにISは重要なポイントとなります。
4. 価格と性能のバランスを考える
RF75-300mm F4-5.6は、約2万円前後で購入可能で、鉄道撮影においては十分な焦点距離を確保できますが、手ブレ補正がなく、低照度での性能に少し制約があります。一方で、EF-S55-250mm F4-5.6 ISは、手持ち撮影時に有利なIS機能が搭載されており、価格も同じく手頃ですが、マウントアダプターを購入する必要があるため、その分のコストがかかります。
どちらを選ぶかは、使い勝手や将来的なアップグレードを考慮して、どれが最も自分の撮影スタイルに適しているかを判断するのが大切です。
5. 他の選択肢と注意点
他にも、もう少し高価格帯のレンズを選ぶことで、より鮮明で明るい撮影が可能になります。例えば、RF70-200mm f/2.8は、鉄道撮影において非常に人気のあるレンズですが、価格が高いため、初心者には少し手が出しにくいかもしれません。
予算を抑えつつ、長期的に使えるレンズを選ぶことが鉄道写真の上達への近道です。初心者の場合は、手ブレ補正が搭載されたEF-S55-250mmやRF75-300mmのような手軽な選択肢から始め、徐々に高性能なレンズを揃えていくのが理想的です。
6. まとめ
鉄道写真初心者にとって、望遠レンズは非常に重要なアイテムです。RF75-300mm F4-5.6とEF-S55-250mm F4-5.6 ISの2つの選択肢では、手ブレ補正や焦点距離、価格を基に最適なレンズを選ぶことができます。EF-S55-250mmを使いたい場合は、マウントアダプターを購入して使用する方法も有効です。
最終的には、使用するシーンや撮影のスタイルに応じて、最も適したレンズを選びましょう。


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