引っ越しを控えた際、冷蔵庫の移動に向けて適切な準備をすることは非常に重要です。特にドア式冷蔵庫や冷凍機能付きのものは、搬送前に霜取りや水抜きが必要です。今回は、引っ越し業者に冷蔵庫を運んでもらう前の準備作業について詳しく解説します。
1. 冷蔵庫の事前準備の流れ
冷蔵庫を引っ越しの前に準備するための流れは、以下の通りです。これらの作業を順番に実施することで、冷蔵庫の故障や水漏れを防ぎ、スムーズに運搬できます。
- ① 引っ越し3日前に製氷をOFFにする：冷蔵庫に製氷機能がついている場合、引っ越し前の3日程度に製氷機能をOFFにして、氷を溶かしておきます。これにより、霜取りや水抜き作業がスムーズに進みます。
- ② 前日に電源を切り、アース線を抜く：冷蔵庫の電源を切り、アース線も外して12時間以上放置します。これにより冷蔵庫内部の水分が蒸発し、搬送時に余分な水分を含んでいない状態にできます。
- ③ 霜取りと水受け皿の水抜き：冷蔵庫内に霜がついている場合は、事前に霜取りを行い、水受け皿にたまった水を捨ててください。これにより運搬時に水漏れを防ぐことができます。
2. 霜取り作業と水抜き作業の重要性
霜取りは冷蔵庫が正常に動作し、冷却効率を高めるために非常に重要です。霜が多すぎると、冷却機能が低下し、電気代が余分にかかる原因にもなります。また、冷蔵庫内の水抜き作業も必須です。水分が残っていると、運搬中に漏れてしまう可能性があるため、事前に完全に水分を取り除いておくことが大切です。
3. 作業時に気をつけるべきポイント
作業を進める際には以下の点にも注意しましょう。
- 冷蔵庫を立てて運ぶ：冷蔵庫は基本的に立てた状態で運ぶことが推奨されています。寝かせて運ぶと冷蔵庫の内部機構に負担がかかり、故障の原因となる場合があります。
- 掃除は電源を切ってから行う：冷蔵庫内部の掃除は、電源を切りアース線を抜いた後に行いましょう。掃除の際は、食品を取り出しておき、棚やトレーなども取り外して洗うとより清潔に保てます。
- 運搬中の注意：冷蔵庫を運搬する際、しっかりと固定して動かないようにします。特に、エレベーターのない高層階や階段を使う場合は、安全な運搬方法を確認してください。
4. その他の準備作業
冷蔵庫の準備は霜取りと水抜きだけではなく、運搬後の設置準備も重要です。運送業者に冷蔵庫を運んでもらう場合、搬入先の電源やスペースを事前に確認しておきましょう。また、新居に運び込んだ後は、冷蔵庫を設置する場所を決め、安定した平らな場所に設置します。
まとめ
引っ越しに伴う冷蔵庫の事前準備は、霜取り、水抜き、掃除などの作業を含みます。これらの作業をしっかりと行うことで、冷蔵庫の故障や水漏れを防ぎ、安全に新居で使用できます。また、作業後の設置場所や運搬中の注意点も忘れずに確認しましょう。しっかり準備して、引っ越しをスムーズに進めましょう。
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