赤道儀なしで星空を撮影する方法と画像処理のポイント

デジタルカメラ

スマートフォンやデジカメで星空を撮影する際、赤道儀なしでもきれいな星空を撮影する方法はあります。特にSNSにアップするための星空撮影には、機材を最適化することが重要です。この記事では、赤道儀を使用せずに星空を撮影する方法と、その後の画像処理について解説します。

赤道儀なしで星空撮影は可能か?

赤道儀は、星空撮影で長時間露光をする際に星の動きによる追尾を行い、星を点として捉えるために重要な役割を果たします。しかし、赤道儀を使わなくても、スマートフォンやデジカメで星空を撮影することは可能です。ただし、撮影には注意が必要です。

スマホの「天体モード」などで設定を最適化し、4分の露出時間でもうまく撮影することができます。しかし、空が明るくなる問題や星が目立つ問題が発生することがあるため、適切な設定と画像処理を行うことが大切です。

デジカメでの星空撮影のポイント

デジカメ(Nikon P950など)で星空を撮影する際には、まず適切な露出設定が必要です。長時間露光をすることで、暗い場所で星を強調し、背景の空の明るさを抑えることができます。

デジカメでの撮影ポイント。

  • 露出時間 – 星空を鮮明に捉えるため、露出時間を数分程度に設定しましょう。4分でも十分ですが、空の明るさが気になる場合は少し短く設定するのも良いでしょう。
  • ISO感度 – 高すぎるISO感度はノイズを増やすため、低めの設定(800~1600程度)を試してみてください。
  • レンズの絞り – 絞りを広めにして、星をできるだけ明るく撮影することを目指します。

画像処理ソフトを使った空の明るさの調整方法

星空撮影後に見えない星まで捉えられる一方で、空の明るさが気になる場合があります。画像処理ソフトを使うことで、撮影後に明るい空を調整し、星の存在感を引き出すことができます。

スマホやAndroid用の画像処理アプリでおすすめのものは、「Snapseed」や「Adobe Lightroom」などです。これらを使うことで、明るさの調整やコントラストを簡単に変更でき、星空の美しさを強調できます。

星空用フィルターの活用方法

星空用フィルターを使用することで、撮影中の空の明るさや光害を減らすことができます。これにより、星の輝きが際立ち、撮影後の画像処理がさらに効果的になります。

フィルターの種類には、オレンジや赤、紫などの色調を調整するものがあります。特に光害が多い都市部では、これらのフィルターを使うことで、周囲の明るさをカットし、星をはっきりと捉えることが可能です。

まとめ

赤道儀なしでも、スマートフォンやデジカメで星空撮影を楽しむことはできます。適切な露出時間、ISO設定、レンズの絞りなどを調整し、画像処理で空の明るさを抑え、星の美しさを引き出しましょう。星空用フィルターを使うと、撮影の際にさらに効果的に光害を減らすことができ、より美しい星空を写真に収めることができます。

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