電気自動車(EV)を自宅で充電していると、季節によってブレーカーが落ちやすくなると感じる方は少なくありません。特に冬場は電力トラブルが増えやすいため、仕組みを理解しておくと安心です。この記事では、EV充電時のブレーカー落ちの原因と、季節で起こりやすい理由、安全に使うための対策をわかりやすく解説します。
季節によってブレーカーが落ちやすくなるのは本当?
冬はエアコンの暖房効率が下がるため、同じ設定温度でも夏の冷房より多くの電力を消費します。暖房時にはコンプレッサーがより強く稼働するため、瞬間的に消費電力が跳ね上がることが原因です。特に外気温が低い朝方は、電力消費が最も高くなりがちです。
EV充電は15A〜20Aなど一定の電流を無停止で使うため、暖房機器の電力ピークと重なると契約容量を超えてしまい、ブレーカーが落ちてしまうことがあります。これは冬場に起こりやすい典型的な現象です。
エアコン暖房はどれくらい電力を使う?
6畳用エアコンでも、暖房時の実際の消費電力は室温や外気温に大きく左右されます。たとえば「定格600W」のエアコンでも、外気温が0度近い環境では一時的に1,000W〜1,200W以上使う場合もあります。瞬間的な電力の跳ね上がりが、EV充電と重なることでブレーカーが落ちる原因になります。
実例として、冬の朝方に暖房運転が最も強くなるときにEV充電が継続していると、同じ使い方でも夏より格段にブレーカーが落ちやすくなります。
EV充電とエアコン暖房を両立するための電気容量の考え方
EV充電20A(約2,000W前後)+暖房エアコンのピーク1,000W〜1,200Wが重なると、それだけで3,000W以上になり、他の待機電力や小型家電を合わせると簡単に契約上限に近づきます。60A契約であっても、特定の系統に負荷が集中している場合は落ちる可能性があります。
特に深夜は「他に家電を使っていないから大丈夫」と思いがちですが、エアコン暖房のピークが読みにくいため、無意識のうちに上限を超えてしまうケースが非常に多いです。
ブレーカー落ちを防ぐ具体的な対策
電気容量の限界を避けるために、以下の方法が効果的です。まず、EV充電器の電流設定を15A→10Aなどに下げることで電力負担を軽くできます。また、エアコン暖房がピークになる深夜・早朝を避けて充電するタイマー設定も有効です。
さらに、分電盤の回路が適切かどうか電気工事業者に相談することも大切です。場合によっては契約アンペアの増量や専用回路の設置で改善するケースもあります。
まとめ:冬は電力が集中しやすくブレーカーが落ちやすい
冬場にEV充電とエアコン暖房を併用すると、季節特有の電力ピークによりブレーカーが落ちやすくなります。これは故障ではなく自然な現象であり、設定の調整や使用時間の工夫で改善できます。安全のためにも、電力負荷を把握しながら賢く運用していきましょう。


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