Kindle端末でハイライトやシェアのポップアップが出ない/単語長押しでおかしな画面になるときの原因と対処法

タブレット端末

端末で、これまで使えていた「ハイライト/シェア/メモ」のポップアップが出なくなった/単語を長押しすると期待しない画面になる――そんなトラブルに遭う人がいます。本記事では、その原因とチェックすべきポイント、そして対処法を整理しました。

なぜハイライトメニューが出なくなるのか

Kindleではすべての書籍でハイライト機能が使えるわけではありません。一部の書籍、特に「固定レイアウト形式」のものでは、ハイライトや単語選択機能が制限されており、そもそもポップアップが出てこない仕様です。([参照] Kindleでハイライトができない!?実は〇 …)

また、ソフトウェアの不具合や設定の問題で、正常に動作しなくなることも報告されています。特に、端末の一時的な不具合で「選択できない/メニューが出ない」という現象が起きることがあります。([英語フォーラムでの報告] Highlighting not working properly)

まず確認したい:書籍の形式と端末の状態

以下を順にチェックしてみてください。

  • その本が「固定レイアウト形式」でないか
    もし固定レイアウトであれば、Kindleの仕様上ハイライト・メモは使えないことが多く、ポップアップが出ないのは仕様です。
  • Kindleのソフトウェアが最新かどうか
    アップデートされていないと、不具合や互換性の問題で機能が制限される場合があります。
  • 端末を再起動してみる
    電源ボタンを長押しして再起動することで、一時的な不具合が改善されるケースがあります。([海外フォーラムの報告] Kindle Paperwhite – How to highlight without popup)

具体的な対処法 — 試す価値のある手順

上記の確認後、問題が残るようであれば以下の手順を試してみましょう。

  • 別の書籍で試す
    同じ端末で通常のテキスト電子書籍(固定レイアウトではないもの)を開き、長押しでハイライトが使えるか確認します。もし使えれば「元の本に原因」がある可能性が高いです。
  • Kindle本体の再起動/ソフト更新
    電源長押しでの再起動や、設定メニューからソフトウェアアップデートを行ってみてください。多くの一時的不調はこれで改善することがあります。([日本語の手順例] Kindleでハイライトできない時の簡単対処法3つ)
  • 別端末やKindleアプリで開く
    スマホやタブレットのKindleアプリで同じ本を開き、ハイライトできるかを確認。アプリでできるなら、端末のe‑inkリーダー側の問題の可能性があります。

それでも直らないときの可能性 — 書籍側の制限や不具合

上記すべてを試しても改善しない場合、以下のような理由が考えられます。

  • その書籍が固定レイアウトまたは画像主体の形式で、ハイライト非対応
  • Kindleソフトウェアのバグや端末固有の不具合
    特に古いモデルやアップデート後に発生する場合があります。
  • 同期やDRM、ライセンスの問題
    稀に、正しく同期されていない・ライセンス制限のある電子書籍では機能制限が出ることがあります。

問題を減らすための普段の“習慣”と注意点

Kindleを快適に使い続けるために、次のような習慣をおすすめします。

  • 定期的なソフトウェア更新と再起動
    アップデートが公開されたら早めに適用し、月に一度は再起動や同期を行うと安全です。
  • 書籍購入時に形式確認
    書籍の詳細ページで“固定レイアウト”や“イメージ主体”の有無を確認し、必要ならプレビューで試す。
  • 重要なメモやハイライトはバックアップをとる
    Kindleデバイスの不具合に備え、PCで「My Clippings.txt」を保存するなど、別媒体でのバックアップを検討。

まとめ

Kindle端末でハイライトやシェアのポップアップが出てこない原因は、①書籍の形式(固定レイアウトなど)②Kindleソフトや端末の不具合/設定のどちらか、あるいは両方によることが多いです。

まずは別の書籍で正常に動くか確認し、ソフトウェアの更新と再起動を試してみるのがおすすめです。それでも改善しなければ、その本では仕様上ハイライトできない可能性を念頭に置いたほうがよいでしょう。

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