液タブと板タブの違い：パソコンに繋がないと使えないのはどっち？

液タブの購入を検討している方へ。液タブと板タブの違いを理解し、それぞれの特徴を知ることは非常に重要です。「パソコンに繋がないと使えない」という言葉を聞いて、混乱している方も多いと思いますが、実際には液タブと板タブは異なります。この記事では、液タブと板タブの違い、そしてパソコンとの接続について詳しく解説します。

液タブと板タブの違い

液タブ（液晶タブレット）と板タブ（ペンタブレット）は、どちらもデジタルペンで描画するためのデバイスですが、動作の仕組みが異なります。

液タブは、画面上に直接描くことができるデバイスで、描画するためにパソコンに接続する必要があります。液晶画面を持つため、絵を描いている場所と見る場所が一致し、非常に自然な描画体験が得られます。一方、板タブは画面がないため、ペンで描いたものをパソコン画面上で確認する仕組みになっています。

液タブがパソコンに繋がないと使えない理由

液タブは、画面を表示するためにパソコンのグラフィックカードと連携する必要があるため、必ずパソコンに接続して使用します。液タブ本体に描画した内容をリアルタイムで表示するため、パソコンの処理能力が不可欠です。これに対して、板タブは画面が無いため、パソコンのモニターに表示される内容を見ながら描画する仕組みです。

そのため、液タブは単体では動作せず、パソコンやタブレットと接続することが必須になります。

パソコンがなくても使えるタブレットタイプの液タブ

最近では、パソコンなしで単体で使用できる液タブも登場しています。例えば、WacomのCintiq ProやXP-PenのArtist Proシリーズには、直接描画できる液晶タブレットがあり、これらはパソコンなしでもある程度の操作が可能です。

これらのデバイスは、内部にOSを搭載しているため、パソコンと接続せずに単体で使用することができますが、フル機能を活かすためには依然としてパソコンとの接続をおすすめします。

板タブと液タブ、どちらを選ぶべきか

液タブと板タブはどちらも魅力的な選択肢ですが、使用する目的に応じて選ぶべきです。もし、デジタルアートやデザインの仕事をする予定で、画面上で直接描きたいのであれば、液タブが最適です。

一方、軽いイラストや簡単な作業をするための手軽さを求めているのであれば、板タブも十分に機能します。板タブは液タブに比べて軽量で安価なため、コストを抑えたい方にも適しています。

まとめ

液タブはパソコンに接続して使用する必要がありますが、最近ではパソコンなしでも使用できる液タブもあります。液タブと板タブの違いを理解し、どのような用途に使用するのかによって最適なデバイスを選びましょう。液タブは画面上で直接描くことができるため、アーティストやデザイナーにとっては非常に便利なツールです。