SUZUKAサーキットでF1を撮影する際、適切なレンズ選びは非常に重要です。特に、観戦席がヘアピンカーブの最前列ということで、どのレンズを使うか迷うのも無理はありません。今回は、Sony a7Ⅳに搭載したTamron 70-180mm F2.8 G2と、他の候補である100-400mm GMの使い方や、撮影のアドバイスをお伝えします。
F1撮影における焦点距離の重要性
F1撮影時の焦点距離は、撮影する位置や被写体の動きによって大きく影響します。ヘアピンカーブの最前列であれば、F1カーが比較的近くを通過するため、長すぎる焦点距離は逆に不便なこともあります。Tamron 70-180mmは、比較的コンパクトで持ち運びやすいレンズですが、F1の撮影においてどこまで対応できるのかを考える必要があります。
70-180mmの焦点距離では、近距離での撮影に適していますが、F1カーが速く動くため、すべての瞬間を捉えるにはやや不安を感じるかもしれません。ですが、最前列からの撮影なら、十分に迫力のあるショットを撮ることが可能です。
Sony 100-400mm GMの長所と短所
100-400mm GMは、より長い焦点距離を提供するため、サーキット全体をカバーする能力があります。このレンズを使うことで、より遠くのF1カーもしっかりと捉えることができ、遠距離でのシャープな写真を撮影できます。しかし、このレンズはかなりの重さと大きさがあるため、長時間の使用や動きながらの撮影には少し疲れるかもしれません。
もし可能であれば、100-400mm GMをレンタルすることで、より遠距離からの撮影にも対応でき、最高の画質を確保することができます。ただし、予算の都合や撮影時の取り回しを考慮し、どちらのレンズを選ぶかを決めることが重要です。
観戦席の位置による影響
ヘアピンカーブの最前列という観戦席では、F1カーが比較的近くを通過します。これにより、70-180mmの焦点距離で十分な迫力を得ることができ、広角で捉えるには最適な距離感を保てるでしょう。しかし、もしサーキットの他の場所で撮影する機会があれば、100-400mmのような更に長い焦点距離が必要になります。
また、F1のように速い動きの被写体を捉えるためには、シャッタースピードやAF速度も重要です。これらはレンズ選びだけではなく、カメラの設定にも影響しますので、事前に設定を確認しておきましょう。
F1撮影時の設定とコツ
F1の撮影においては、素早く動く被写体を捉えるために、シャッタースピードを1/1000秒以上に設定することが推奨されます。また、AF-C(コンティニュアスAF)モードを使用し、動き続けるF1カーを追いかけることが必要です。手ブレを避けるため、三脚やモノポッドを使うことも検討しましょう。
さらに、撮影前にF1のレースを観察し、カーの進行方向や位置を予測することが重要です。予測しておけば、シャッターを切るタイミングを逃さずに撮影できます。
まとめ:F1撮影に最適なレンズは?
SUZUKAサーキットでのF1撮影には、Tamron 70-180mm F2.8 G2が非常に便利なレンズですが、遠くのF1カーや動きの速いシーンをしっかり捉えたい場合は、100-400mm GMの方が有利です。予算や撮影の取り回しを考慮し、最前列の撮影なら70-180mmで十分に迫力あるショットが撮れるでしょう。しかし、遠距離から撮影したい場合やより広い範囲をカバーしたい場合には、100-400mmを選ぶ方が効果的です。


コメント