縦型洗濯機を使っていて「水は溜まらないのに脱水後の洗濯物がびしょびしょ」という症状が出ると、とても不安になります。排水や設置状態に問題がない場合でも、実は内部要因や設定によって脱水不良が起こることがあります。
脱水が弱く感じるときの基本的な仕組み
縦型洗濯機の脱水は、槽を高速回転させて遠心力で水分を飛ばす仕組みです。この際、回転数が上がらなかったり途中で制御がかかると、見た目上は脱水工程が終わっていても水分が多く残ります。
とくに最近の洗濯機は安全制御が厳しく、少しの異常でも脱水回転を抑える設計になっています。
排水や設置以外に考えられる原因
すでに排水溝・排水ホース・糸くずフィルターに問題がない場合、次のような原因が考えられます。
- 洗濯槽内で衣類が偏り、アンバランス検知が頻繁に働いている
- 脱水時に異音や振動を検知し、回転数が自動的に下げられている
- モーターやクラッチ部の初期不良・劣化
- 制御基板の不具合による回転制御エラー
衣類の量を減らしても改善しない場合、機械的または制御系の問題である可能性が高まります。
実際によくある具体例
例えば、タオルや薄手の衣類だけを入れても脱水が甘い場合、回転自体が十分に上がっていないケースがあります。この場合、洗濯槽は回っているものの、遠心力が弱く水分が残りやすくなります。
また、洗濯機が異常と判断すると一見正常終了していても、内部では安全優先で脱水が抑制されていることがあります。
購入1年未満なら確認したい保証と対応
購入から1年未満であれば、メーカー保証の対象になる可能性が非常に高いです。消耗品や使用者過失でない限り、無償修理や点検が受けられるケースが多くあります。
ヤマダ電機で購入した場合、販売店経由で修理依頼を出すとスムーズなことが多いため、症状を具体的に伝えて相談するのがおすすめです。
自分でできる最終チェックポイント
修理依頼前に確認しておきたい点として、脱水中に槽がしっかり高速回転しているか、エラー表示や異音が出ていないかを観察してみてください。
それでも改善しない場合は、無理に使い続けず、早めに点検を依頼することで故障の拡大を防ぐことができます。
まとめ:早期点検が安心への近道
排水や設置に問題がなく、衣類量を調整しても脱水が弱い場合は、内部部品や制御系の不具合が疑われます。購入から1年未満であれば保証を活用し、販売店やメーカーに相談するのが最も確実な対処法です。放置せず、早めの対応が洗濯機を長く安心して使うポイントです。


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