RAID1構成で使用しているHDDの片方が破損した場合、もう片方のHDDは正常に動作しているためデータの消失は避けられるかもしれませんが、HDDの交換作業には慎重さが求められます。この記事では、RAID1構成のHDDを交換する際にデータを保持しつつ、安全に交換作業を行うための手順を解説します。
1. RAID1の基本的な仕組みとデータ保持の原理
RAID1はミラーリングによるデータ冗長化を行っており、2台のHDDに同じデータを保存します。このため、片方のHDDが破損しても、もう片方に同じデータが保存されているため、データの消失を防ぐことができます。ただし、片方のHDDが破損した時点で、システムは冗長性を欠く状態となり、すぐに交換を行う必要があります。
2. RAID1構成でHDDを交換する方法
HDDを交換する際、まず重要なのは新しいHDDを準備することです。交換するHDDは、既存のHDDと同じ容量かそれ以上の容量のものを選んでください。HDDを交換する手順としては、まずRAIDアレイが正常に動作していることを確認し、破損したHDDを取り外します。その後、新しいHDDを接続し、RAIDコントローラーにて再ミラーリングを行います。この過程で、データが再度ミラーリングされます。
3. データの保持と再構築のポイント
RAID1はミラーリングによりデータの冗長性を確保していますが、HDD交換後にはデータの再構築が必要です。このプロセスでは、新しいHDDに元のHDDのデータをコピーし、同期させます。この再構築が完了するまで、できるだけシステムを使用しないことをおすすめします。再構築が進んでいる最中にシステムを使用すると、データに不整合が生じる恐れがあります。
4. 交換後の確認作業
HDD交換後は、RAID1が正常に機能していることを確認することが重要です。システム内でRAID管理ツールを使用して、RAIDのステータスを確認しましょう。新しいHDDが正しく同期されていれば、「正常」や「ミラーリング完了」などのステータスが表示されるはずです。また、再構築が完了した後には、バックアップを作成し、今後のために冗長化されたバックアップを維持することを強く推奨します。
5. まとめ
RAID1構成のHDDを交換する際には、データが保持されたまま交換作業を進めることが可能です。新しいHDDを準備し、RAIDコントローラーで再ミラーリングを行うことで、データの損失を防ぐことができます。交換作業を行った後は、再構築が正常に完了したことを確認し、今後のためにバックアップを取っておくことをおすすめします。


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