LTE・5G対応防犯カメラの仕組みと選び方|通信方式の違いを正しく理解する

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Wi-Fi環境がない場所でもスマホからリアルタイム監視ができるLTEカメラや5G対応防犯カメラは、空き部屋や屋外駐車場の見守り用途で注目されています。ただし、通信方式の表記には誤解しやすい点も多く、正しく理解して選ばないと期待通りに使えないことがあります。

設置場所の電波状況と通信速度の関係

設置予定場所でスマホの表示が「4G(LTE)」になっている場合、その場所で利用できる通信は基本的に4G回線です。たとえ5G対応のLTEカメラを設置しても、周囲に5Gの基地局がなく電波が届いていなければ、通信速度や遅延は4G相当になります。

これはカメラに限らず、スマートフォンやモバイルルーターでも同じで、端末が5G対応であってもエリアが4Gであれば自動的に4G通信に切り替わる仕組みです。したがって「5G仕様=必ず高速」というわけではありません。

LTEカメラと5Gカメラの実用上の違い

現時点では、防犯カメラ用途において4G(LTE)でもHD〜フルHD画質のリアルタイム映像を安定して送信することが可能です。監視用途では超高速通信よりも、回線の安定性や遅延の少なさが重視されます。

そのため、設置場所が4Gエリアの場合は、5G対応モデルにこだわらず、LTE対応カメラでも十分実用的なケースが多いのが実情です。

「5G Wi-Fi防犯カメラ」という表記の意味

製品説明で見かける「5G Wi-Fi防犯カメラ」という表現は、携帯通信の5Gではなく、Wi-Fiの「5GHz帯」に対応しているという意味で使われていることがほとんどです。

Wi-Fiには2.4GHz帯と5GHz帯があり、5GHz帯は通信速度が速く混雑しにくい反面、電波の届く距離が短い特徴があります。この表記は「LTE回線とWi-Fi回線を切り替えられる」という意味ではない場合が多いため注意が必要です。

LTEカメラはWi-Fi設定が不要な点が特徴

LTEカメラは本体にSIMカードを挿入して通信するため、設置場所にWi-Fi回線を用意する必要がありません。スマホアプリを通じて遠隔地から映像確認ができ、回線契約もカメラ専用プランが用意されていることが一般的です。

一方、Wi-Fi防犯カメラは家庭用ルーターなどのネット環境が必須となるため、設置場所の条件によって適・不適が分かれます。

用途に合った防犯カメラ選びが重要

空き部屋や屋外駐車場などWi-Fiのない環境では、4G(LTE)対応カメラが現実的な選択肢です。5G対応は将来性として魅力がありますが、エリア外では性能を活かしきれません。

設置場所の電波状況、必要な画質、ランニングコストを総合的に考えたうえで選ぶことが、失敗しない防犯カメラ導入のポイントです。

まとめ

防犯カメラの通信性能は、本体仕様よりも設置場所の通信環境に大きく左右されます。「5G対応」や「5G Wi-Fi」といった表記の意味を正しく理解し、実際の利用シーンに合ったLTEカメラを選ぶことで、安定した遠隔監視が可能になります。

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