「1日に何度も“SIMがありません”と表示される」――そんな症状が続くと通話・通信にも支障が出てしまいます。本記事では、iPhone 13 Proでこの表示が出る主な原因から、セルフでできる確認・対処法、そして修理を依頼する際のポイントまで解説します。
まずはセルフで試せる基本的な対処法
このような表示が出始めたら、まずはソフトウェアや設定の問題を切り分けることがおすすめです。
代表的な対処法として、以下があります:
・本体を再起動
・「機内モード」のオン/オフ切り替え
・「設定→一般→情報」でキャリア設定アップデートがないか確認
実際に公式のサポートページでもこれらの手順が紹介されています。([参照] Appleサポート:「SIMカードが挿入されていません」と表示された場合)
原因別:ハードウェア・SIMカード・契約側の3つの切り分け
「SIMなし」の表示は、原因がソフトウェアだけとは限りません。大きく分けて以下の3つの原因を念頭に置きましょう。
- SIMカード自体の故障・汚れ・挿入不良:接触不良やSIMトレイの隙間、ホコリなどが原因となることがあります。([参照] iPhoneで「SIMなし」になる原因と対処法)
- iPhone本体のSIMスロットまたは基板の故障:落下・水濡れ・過熱などで内部パーツが損傷しているケース。([参照] ハードウェア障害の可能性について)
- 契約/キャリア側の問題:SIM契約が無効/SIMロックがかかっているなど、仕様上通信できない状態も「SIMなし」と出る可能性があります。([参照] 「SIMなし」が表示されるときの原因と対処法)
修理・相談先の選び方と予算感
セルフチェックで改善しない場合、修理や専門相談を検討しましょう。
主な相談先とそれぞれの特徴は以下の通りです。
| 相談先 | 特徴 |
|---|---|
| Apple正規サービスプロバイダ/Apple Store | 純正部品・メーカー保証あり。ただし修理費用がやや高めになる傾向。 |
| 認定修理店(キャリアショップ含む) | 比較的迅速な対応、料金もやや抑えめ。ただし保証内容を事前確認。 |
| 街のスマホ修理店 | 即日対応のケースもあり、コスト面で有利。ただし部品やサービス品質をよく確認。 |
例えば、SIMスロット交換や基板チェックが必要な場合は「電波に関わる修理」「基板修理」として高額化することもあるため、事前見積もりを取ることが重要です。([参照] iPhoneに「SIMなし」の表示が…故障の可能性も)
修理前に準備しておきたいこと
修理依頼前には、以下を済ませておくとスムーズです。
- 重要データのバックアップ(iCloud/PC)
- 「設定→一般→情報」でシリアル番号を控える
- 契約キャリア/SIMの状態を確認し、契約有効かどうか確認
- 修理時の見積もり・修理保証の範囲を確認
例として、「1カ月ほど毎日“SIMがありません”表示が出続けている」場合、症状の記録(日時・場所・状況)を付けて修理店に伝えると、原因特定が早くなります。
まとめ
iPhone 13 Proで「SIMがありません」と頻繁に表示される場合、まずは再起動・機内モード切り替え・SIM抜き差し・キャリア設定のアップデートといったセルフ対処を試すのが有効です。これらで改善しない場合は、SIMカード/iPhone本体/契約側のどこに問題があるかを切り分け、適切な修理・相談先に依頼しましょう。
修理を依頼する際は、データのバックアップ・症状の記録・見積もりの確認を忘れずに。同様のトラブルで悩まれている方も、順を追って確認・対応することで、安心してスマホを使える環境を整えてください。


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