Windows 11にアップグレードした後、古いプリンターが正常に動作するか心配な方も多いでしょう。特に、CanonのBJF850やMP490(PIXUS)など、ドライバーが公式に提供されていない場合、どのように使うか悩んでいる方も多いです。この記事では、Windows 10で使っていたプリンターをWindows 11でも使えるようにする方法について解説します。
1. Windows 11でプリンターを使うための基本的な設定
Windows 11へのアップグレード後、プリンターが正常に動作しないことがあります。特に、ドライバーが提供されていない場合や、古いプリンターを新しいOSで使用する場合は、設定に注意が必要です。
まず、基本的な設定としては、「設定」から「デバイス」→「プリンターとスキャナー」を選択し、プリンターを追加します。ここでプリンターが認識されない場合、以下の方法を試してみましょう。
2. 旧プリンターのドライバーを手動でインストールする方法
Windows 10で行っていたように、Windows 11でも手動でドライバーをインストールすることができます。以下の手順を試してみてください。
- 「コントロールパネル」を検索して開きます。
- 「デバイスとプリンター」をクリックし、「プリンターの追加」を選びます。
- プリンターの電源を入れて接続します。
- 「Windows Update」をクリックし、ドライバーを検索してインストールします。
これでプリンターが認識され、ドライバーがインストールされるはずです。もしうまくいかない場合は、次に紹介する方法を試してください。
3. プリンターの追加を手動で設定する
もしWindows Updateでドライバーが見つからない場合、以下の方法でプリンターを手動で追加することができます。
- 「ローカルプリンター」を選び、適当なポート(通常はUSB)を指定します。
- 次に、インストールされているドライバーの一覧からプリンターを選択します。
- ドライバーが見つからない場合、メーカーのウェブサイトで該当するドライバーをダウンロードし、手動でインストールします。
この方法を試してもうまくいかない場合、以下の代替方法を試す価値があります。
4. プリンターのドライバーを転送する(Windows 10からの引き継ぎ)
もしWindows 10からWindows 11にアップグレードした場合、Windows 10のCドライブにあるプリンターのドライバーファイルを直接コピーして、Windows 11に移行することも可能です。しかし、この方法は必ずしもすべてのプリンターでうまくいくわけではないため、注意が必要です。
方法としては、Windows 10のCドライブに保存されているプリンター関連のファイルを、Windows 11の同じフォルダにコピーし、再起動後にプリンターを追加する方法です。しかし、ドライバーが完全に互換性を持っている必要があります。
5. それでもうまくいかない場合はどうする?
もし、上記の方法で解決できない場合は、他の方法を検討する必要があります。例えば、プリンターをUSB経由ではなく、ネットワーク経由で接続してみることで、プリンターの認識が改善される場合もあります。また、他のプリンターモデルに近いドライバーを使用することも一つの手です。
それでも解決しない場合は、プリンターのメーカーにサポートを依頼することをお勧めします。
6. まとめ
Windows 11で古いプリンターを使うためには、手動でドライバーをインストールしたり、設定を変更したりする必要があります。特に、CanonのBJF850やMP490など、古いプリンターにはメーカーが提供する公式ドライバーがないことが多いため、手順を一つ一つ試してみることが重要です。
もし上記の方法でうまくいかない場合、サポートに相談したり、別の接続方法を試すことを検討してみましょう。古いプリンターでも、工夫次第でWindows 11で使用することができます。
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