3Dプリンタの購入を検討する際、特に初心者の方にとっては「どのモデルを選べばよいか?」というのが最大の悩みどころです。Bambu Labの A1 + AMS Lite と P1S のどちらを選ぶべきかについて、用途や材料の違いを踏まえて解説します。
Bambu Lab A1 + AMS LiteとP1Sの基本スペック比較
機種 | A1 + AMS Lite | P1S |
---|---|---|
価格 | 約7~8万円 | 約13~15万円 |
対応フィラメント | PLA, PETG, TPU | PLA, PETG, TPU, ABS, ASA, PC, PA |
エンクロージャー | なし | あり |
多色印刷 | AMS Lite搭載(最大4色) | AMS対応(別売り) |
加熱ベッド | あり | あり(高温対応) |
どのフィラメントが必要か?用途別に考える
3Dプリンタの選択肢を決める上で最も重要なのが、どのフィラメントを使うかです。
① PLA(A1 & P1Sで使用可能)
用途:一般的なプロトタイピング、フィギュア、小物作り
PLAは初心者に最適なフィラメントで、ほとんどのプリンタで使用可能です。強度や耐熱性にはやや劣りますが、手軽に使えるため、趣味の3Dプリントには十分な選択肢です。
② PETG(A1 & P1Sで使用可能)
用途:耐久性が必要なパーツ、屋外用部品
PLAよりも柔軟性があり、強度もあるため、日常的な使用にも耐えられます。耐水性や耐候性も向上しています。
③ ABS・ASA・PC・PA(P1Sのみ対応)
用途:高耐久部品、耐熱パーツ、機械的強度が必要なもの
ABSやASAは、高温環境に強く、耐衝撃性に優れるため、実用品としてのパーツ作成に向いています。
例えば、ドローンパーツ、自動車部品、屋外用パーツなどを作成したい場合、P1Sが適しています。
A1 + AMS Liteを選ぶべき人
- 基本的なフィラメント(PLA, PETG, TPU)を使う予定の人
- 多色印刷(AMS Lite)を楽しみたい人
- コストを抑えつつ、趣味の範囲で使いたい人
A1はエンクロージャーがなく、高温フィラメントの使用には向きませんが、日常的な3Dプリントには十分な機能を備えています。
P1Sを選ぶべき人
- ABSやPCなどの耐熱・耐衝撃フィラメントを使いたい人
- エンクロージャー付きで安定した印刷を求める人
- より高品質なパーツを作りたい人
特に強度や耐熱性が求められる部品を作る場合、P1Sの方が適しています。
まとめ:どちらを選ぶべきか?
「コストを抑えつつ趣味として楽しむなら A1 + AMS Lite」
「本格的な高性能フィラメントを使いたいなら P1S」
3Dプリンタを何に使うかによって、最適なモデルは変わります。
もし初めての3Dプリンタなら、A1 + AMS Liteで十分楽しめます。一方で、耐久性や実用性を求めるならP1Sが適した選択肢となるでしょう。
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