高性能なPCを組む際に欠かせないのが電源ユニットです。特に、最新のハイエンドGPUや高性能CPUを搭載する場合、1200Wの電源を選ぶことで安定した動作を確保できます。しかし、電源ユニットにはさまざまな種類があり、どれを選べばよいか迷ってしまうこともあるでしょう。
1. 1200W電源ユニットを選ぶポイント
① 80 PLUS認証の確認
電源ユニットの効率を示す指標として、80 PLUS認証があります。1200Wクラスの電源を選ぶ場合は、以下のランクを参考にしましょう。
認証ランク | 負荷50%時の変換効率 |
---|---|
80 PLUS Bronze | 85% |
80 PLUS Gold | 90% |
80 PLUS Platinum | 92% |
80 PLUS Titanium | 94% |
特に、消費電力の大きいハイエンド構成では、80 PLUS Gold以上の製品を選ぶのが理想です。
② フルモジュラー式かどうか
電源ユニットには、以下の3種類のケーブル構成があります。
- フルモジュラー式(必要なケーブルのみ接続可能)
- セミモジュラー式(一部のケーブルが取り外し可能)
- 直付け式(すべてのケーブルが固定されている)
組み立てや配線のしやすさを考えると、フルモジュラー式の電源ユニットを選ぶのがおすすめです。
③ 静音性と冷却性能
電源ユニットはファンによる冷却を行うため、騒音レベルも重要です。特に、セミファンレス機能を搭載したモデルは、低負荷時にファンが停止し、静音性を保てます。
2. おすすめの1200W電源ユニット
① CORSAIR RM1200x SHIFT (80 PLUS Gold)
コルセアの高品質電源シリーズで、フルモジュラー式を採用。静音性も高く、安心して使用できるモデルです。
- 80 PLUS Gold認証
- フルモジュラー設計
- 静音性に優れた135mmファン搭載
② ASUS ROG THOR 1200P (80 PLUS Platinum)
ゲーマー向けの高性能電源ユニット。OLEDディスプレイ付きで、リアルタイムの消費電力を確認できます。
- 80 PLUS Platinum認証
- フルモジュラー設計
- ARGBライティング搭載
③ Seasonic PRIME TX-1200 (80 PLUS Titanium)
高効率と安定性を兼ね備えたシーソニックの最高級モデル。80 PLUS Titanium認証を取得しており、電力変換効率が非常に高いです。
- 80 PLUS Titanium認証
- ファンレスモード搭載
- 10年保証
3. まとめ:1200W電源ユニットの選び方
1200Wの電源ユニットを選ぶ際には、以下のポイントを意識しましょう。
- 効率性を重視し、80 PLUS Gold以上を選ぶ
- ケーブルの取り回しがしやすいフルモジュラー式を選択
- 静音性や冷却性能が優れたモデルを選ぶ
特に、Corsair、ASUS、Seasonicといったブランドの製品は品質が高く、安心して使用できます。用途や予算に応じて最適なモデルを選びましょう。
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