ゲーミングPCを使用して、ゲームとDiscordを同時に起動する場合、メモリ(RAM)がどの程度必要なのか気になる方も多いでしょう。64GBのメモリが必要なのか、それとも32GBや16GBでも十分なのか、使用するアプリやゲームの負荷を考慮しながら解説します。
ゲームとDiscordの同時使用に必要なメモリ量
ゲームとDiscordを同時に使用するときのメモリ使用量は、プレイするゲームやバックグラウンドで動作するアプリによって異なります。
① 一般的なゲームのメモリ使用量
以下は、一部の人気ゲームにおける推奨メモリ量の目安です。
ゲームタイトル | 最低必要メモリ | 推奨メモリ |
---|---|---|
Valorant | 4GB | 8GB以上 |
Apex Legends | 8GB | 16GB以上 |
Cyberpunk 2077 | 16GB | 32GB以上 |
Microsoft Flight Simulator | 16GB | 32GB以上 |
これらのゲームをプレイする場合、一般的に16GB~32GBあれば十分ですが、特定のゲームでは32GB以上が推奨される場合もあります。
② Discordのメモリ使用量
Discord自体のメモリ使用量は比較的少なく、通常は300MB~1GB程度です。ただし、以下のような条件が加わると、メモリ使用量が増える可能性があります。
- 高解像度のビデオ通話を使用
- 複数のサーバーやチャットを開いている
- Discordのオーバーレイ機能を使用
③ 配信やマルチタスクを行う場合
ゲームプレイ中に配信(OBSなど)を行ったり、動画編集ソフトやChromeで複数のタブを開いている場合、さらに多くのメモリが必要になります。
- OBSでのゲーム配信:4GB~8GB追加
- Chromeでの調べもの:1GB~4GB追加
- 動画編集ソフト(Adobe Premiereなど):8GB~16GB追加
配信や動画編集を頻繁に行うなら、32GB以上が理想的です。
64GBのメモリは必要か?
結論として、ゲームとDiscordの同時使用のみなら64GBはオーバースペックと考えられます。以下のようなケースでは64GBが活きる可能性があります。
① 4K解像度のゲーム+配信を同時に行う
4K解像度のゲームを高画質設定でプレイしながら、TwitchやYouTubeで高画質配信をする場合、メモリの使用量が増えます。
② 動画編集や3Dモデリングなどを並行して行う
ゲームだけでなく、Adobe Premiere ProやDaVinci Resolveなどの動画編集ソフトを使いながらゲームをする場合、64GBが有効です。
③ 仮想マシンや大規模データ処理をする
VMwareやDockerを使って仮想マシンを複数起動する場合や、AI開発・機械学習の処理を並行する場合、64GBが役立ちます。
おすすめのメモリ構成
用途ごとに適したメモリ容量を整理すると、以下のようになります。
用途 | 推奨メモリ |
---|---|
ゲーム+Discordのみ | 16GB |
ゲーム+Discord+軽い配信 | 32GB |
ゲーム+4K配信+動画編集 | 64GB |
仮想マシン・機械学習 | 64GB以上 |
まとめ
ゲームとDiscordの同時使用なら、16GB~32GBで十分であり、64GBは基本的に不要です。
メモリの選び方:
- 一般的なゲームプレイ+Discord:16GB
- ゲーム+配信・動画編集:32GB
- 高負荷作業(4K配信・機械学習):64GB以上
将来のアップグレードを考えるなら、32GBを選び、必要になったら64GBに増設するのが賢い選択です。無駄に大容量を積むより、自分の用途に合ったメモリを選びましょう!
コメント