近年、多くの企業が業務効率化の一環として、従来の大型FAX/コピー機からコンパクトな複合機に切り替える動きを見せています。しかし、機種変更時には接続や設定の違いを正しく理解することが重要です。
複合機は電話線を挿すだけでFAX機能が使えるのか?
結論から言うと、電話線を挿すだけではFAX機能が正常に動作しない場合があります。FAX機能を利用するためには、次の点を確認する必要があります。
- 新しい複合機(PX-M6011Fなど)がFAX機能に対応しているか
- 使用する回線(アナログ回線・ひかり電話・IP電話)と新しい複合機の対応状況
- 送受信設定や通信モードの違い
LANケーブルを差し替えるだけで印刷できるのか?
LANケーブルを差し替えただけでは、ネットワークプリント機能がそのまま使えるとは限りません。特に以下の点を確認する必要があります。
- 旧機種(MX2630)と新機種(PX-M6011F)のネットワーク設定の違い
- IPアドレスの変更が必要かどうか
- プリンタードライバーのインストールが必要か
- ネットワーク共有設定の変更
PX-M6011Fを導入した後は、新しいプリンタードライバーをインストールし、適切なネットワーク設定を行うことが推奨されます。
使用回線に応じたFAX設定のポイント
FAX機能を利用する場合、回線の種類によって適切な設定が必要です。
回線の種類 | 注意点 |
---|---|
アナログ回線 | 通常の電話回線に接続すれば問題なく動作 |
ひかり電話 | 「G3(グループ3)FAX」モードに設定する必要がある |
IP電話 | 通信品質の問題があるため、FAXの送受信が安定しない場合がある |
まとめ|スムーズな複合機導入のために
FAX/コピー機を新しい複合機に変更する際には、単純に電話線やLANケーブルを差し替えるだけではうまく機能しないケースが多いです。スムーズに移行するためには、以下の点を押さえておきましょう。
- 新しい複合機のFAX対応状況を確認する
- 使用する回線の種類に適した設定を行う
- ネットワーク設定やドライバーの更新を適宜行う
- 動作確認をしながら、必要に応じて設定を調整する
機種変更を検討する際には、メーカーのサポートや販売店に相談しながら、最適な設定を進めることをおすすめします。
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