Glorious Model Oはゲーミングマウスとして高い人気を誇りますが、「デバウンスタイムを4msまでしか下げられない状態で、ドラッグクリックにより30CPSや40CPSを達成できるのか?」という疑問を持つ方も多いでしょう。本記事では、デバウンスタイムの影響やCPSを高めるためのテクニックについて詳しく解説します。
デバウンスタイムとは?
デバウンスタイムとは、マウスが連続クリックを1回のクリックとして誤認識しないようにするための待機時間のことです。多くのマウスでは、デフォルトでデバウンスタイムが設定されており、短縮することでクリックの連打速度(CPS)を向上させることができます。
Glorious Model Oでは、ソフトウェアを通じてデバウンスタイムを4msまで下げることができますが、それ以上短縮することはできません。
デバウンスタイム4msで高CPSを実現できるか?
一般的に、ドラッグクリック(Drag Clicking)はマウスの表面を擦ることで、1回の動作で複数のクリックを発生させるテクニックです。しかし、デバウンスタイムが長いと、1つのクリックが次のクリックと認識されるまでの時間が長くなり、高CPSの達成が難しくなります。
- デバウンスタイムが4msの場合、理論上の最大CPSは250CPS(1000ms / 4ms = 250)ですが、実際には他の要素が関与するため、ドラッグクリックで30〜40CPSを安定して出すのは困難です。
- デバウンスタイムが0〜2msのマウス(例: Roccat Kone Proなど)では、40CPS以上の記録を出すことが可能です。
ドラッグクリックでCPSを高める方法
デバウンスタイムの影響を受けつつも、可能な限り高いCPSを出すための方法を紹介します。
1. 摩擦を最適化する
ドラッグクリックは、適切な摩擦があると効果的に作動します。以下のポイントをチェックしましょう。
- マウスの表面を清潔にする: 汚れや油分があると、ドラッグクリックの成功率が低下します。
- 指先を乾燥させる: 乾燥した手の方が、マウスの表面との摩擦が適切に働きやすいです。
- テープを貼る: 一部のプレイヤーは、ドラッグクリック専用の「グリップテープ」や「マスキングテープ」をボタン表面に貼り、摩擦を調整しています。
2. 力加減と角度を調整する
ドラッグクリックの成功には、適切な力加減と角度が重要です。
- 力を入れすぎない: 強く押しすぎるとクリックの回数が減ってしまいます。
- 適切な角度で指を動かす: 指をマウス表面に対してわずかに傾けて動かすことで、クリックの反応が向上します。
3. ソフトウェア設定の最適化
Glorious Model Oの専用ソフトウェアを活用して、クリックの感度を最適化しましょう。
- Glorious Coreソフトウェアを開く。
- 「デバウンスタイム」を4msに設定。
- 「ポーリングレート」を1000Hzに設定(遅延を減らすため)。
これにより、可能な限り最速でクリックを検出できる環境を整えます。
4. 別のマウスを検討する
もしCPSを40以上出したい場合、デバウンスタイムをさらに短縮できるマウスを選ぶのも一つの手です。
マウス名 | 最小デバウンスタイム | 特徴 |
---|---|---|
Roccat Kone Pro | 0ms | ドラッグクリックに最適 |
Glorious Model O Wireless | 0ms | 有線版よりも優れたクリック反応 |
Razer Viper Mini | 2ms | 軽量で高感度 |
特に、Roccat Kone Proはドラッグクリック向けに設計されており、高CPSを狙いやすいマウスとして人気があります。
まとめ
Glorious Model Oはデバウンスタイムを4msまでしか下げられないため、ドラッグクリックで安定して30CPSや40CPSを出すのは難しいですが、以下の方法で改善が可能です。
- 摩擦を最適化する(グリップテープや清潔な表面を維持)。
- 指の力加減と角度を調整し、適切なドラッグクリックを実行する。
- ソフトウェア設定でデバウンスタイムを4msにし、ポーリングレートを1000Hzに設定する。
- より短いデバウンスタイムに対応したマウスを検討する(Roccat Kone Proなど)。
これらの工夫をすることで、Glorious Model Oでもできるだけ高いCPSを実現することが可能になります。
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