古いAndroid端末では、YouTubeアプリが正常に動作しなくなることがあります。特に、Android 7.1.1のarrows Tab F-04Hでは、アプリのサポート終了により、ブラウザ視聴を求められるケースが増えています。
しかし、「ブラウザではなくアプリでYouTubeを視聴したい」「PCを使ってAndroidのバージョンを上げたい」と考える方もいるでしょう。本記事では、arrows Tab F-04HでYouTubeをアプリで見るための方法や、root化を利用して端末をアップデートする方法について詳しく解説します。
arrows Tab F-04Hの現状と制限
arrows Tab F-04Hは2016年に発売された富士通製のAndroidタブレットで、公式の最新OSはAndroid 7.1.1です。これにより、以下の制限が発生します。
- 最新のYouTubeアプリが対応していない
- Google Play ストアで一部アプリが非対応になる
- 動作が重くなり、快適な視聴が難しくなる
公式のアップデートは終了しているため、Androidのバージョンを上げるにはroot化やカスタムROMの導入が必要になります。
方法1:非公式のYouTubeアプリを使用する
公式のYouTubeアプリが動作しない場合、軽量なYouTubeクライアントを利用するという方法があります。
インストールできるYouTubeクライアントの例
- NewPipe:軽量で広告なしのYouTubeクライアント
- Vanced Manager(※現在開発終了):Vancedの代替としてReVancedが登場
- ReVanced:YouTubeの高度なカスタマイズが可能
これらのアプリはGoogle Play ストアにはないため、公式サイトやGitHubからAPKをダウンロードしてインストールする必要があります。
方法2:Androidのバージョンを上げる(カスタムROM)
arrows Tab F-04HにカスタムROMを導入することで、Androidのバージョンを上げることが可能です。
必要な準備
- PC(WindowsまたはMac)
- USBケーブル
- カスタムリカバリ(TWRP)
- カスタムROM(LineageOSなど)
- GApps(Googleサービスを利用する場合)
導入手順
- 端末のブートローダーをアンロックする
- TWRPリカバリをインストールする
- カスタムROM(LineageOSなど)をフラッシュする
- 必要に応じてGAppsをインストールする
注意点として、root化やカスタムROMの導入は端末の破損リスクがあるため、自己責任で行う必要があります。
方法3:root化して古いYouTubeアプリを動かす
root化を行うことで、端末のシステムファイルを書き換え、古いYouTubeアプリの動作を可能にすることも考えられます。
root化の手順
- PCで「Magisk」または「SuperSU」を使いroot化
- 「Lucky Patcher」などでアプリの互換性を調整
- 「YouTube Vanced」などのroot専用アプリを利用
ただし、root化はGoogleの公式サポートを受けられなくなるリスクがあり、セキュリティリスクも伴うため慎重に行う必要があります。
方法4:PCを活用してYouTubeを視聴する
もし「タブレットでの視聴にこだわらない」のであれば、PCを利用するのも一つの方法です。
PCで視聴する方法
- Google ChromeやFirefoxの「モバイルモード」を利用する
- エミュレーター(BlueStacksやNoxPlayer)を使って、PC上でAndroidを動作させる
- スマホや別の端末と画面共有して視聴する
エミュレーターを使用することで、タブレットの代替としてPCを活用することが可能です。
まとめ
arrows Tab F-04HでYouTubeを視聴する方法は複数あります。
- 非公式のYouTubeアプリを使う(NewPipe、ReVanced など)
- カスタムROMを導入してAndroidのバージョンを上げる
- root化して互換性のあるYouTubeアプリを動作させる
- PCを活用してYouTubeを視聴する
root化やカスタムROMの導入は高度な技術が必要で、リスクも伴います。まずは、NewPipeなどの軽量YouTubeクライアントを試すことをおすすめします。
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