以前は快適にプレイできていたヴァロラントが、最近になって撃ち合いの際にラグくなってしまった場合、PCのスペックだけでなく、ソフトウェアやネットワーク環境の変化が影響している可能性があります。本記事では、考えられる原因とその対策について解説します。
1. スペック不足の可能性は?
使用しているノートパソコンのスペックは以下の通りです。
- プロセッサ:Intel Core i7-1165G7(4コア/8スレッド、最大4.7GHz)
- RAM:8GB
- GPU:Intel Iris Xe Graphics(内蔵GPU)
ヴァロラントの最低動作環境(FPS 30)および推奨動作環境(FPS 60)と比較すると、この構成は推奨環境に近く、特に低〜中設定なら快適に動作するはずです。
ただし、内蔵GPU(Iris Xe Graphics)では、ゲームのアップデートやWindowsの変更によって負荷が増し、カクつく可能性があります。
2. Windowsのアップデートが影響している可能性
Windowsアップデート後にゲームが重くなることがあります。理由としては、以下のような要因が考えられます。
- バックグラウンドで動作するプロセスの増加:Windowsの更新後、一部のシステムプロセスが増え、リソースを消費している可能性があります。
- パフォーマンス設定のリセット:Windowsアップデートにより、省電力モードが有効になっていることがあります。
- ドライバの互換性問題:特にGPUドライバが古くなると、ゲームのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。
対策
- 「設定」→「システム」→「電源とスリープ」→「電源の追加設定」で「高パフォーマンス」に設定
- タスクマネージャー(Ctrl + Shift + Esc)を開き、バックグラウンドで動作している不要なプロセスを終了
- 「デバイスマネージャー」→「ディスプレイアダプター」→「Intel Iris Xe Graphics」を右クリックし、「ドライバーの更新」を実行
3. ゲーム設定の見直し
ヴァロラントのアップデートによって、要求スペックが若干増すことがあります。そのため、設定を見直して負荷を減らすことも重要です。
おすすめの設定
- 解像度:1920×1080(推奨)、低スペックなら1280×720
- グラフィック設定:すべて「低」に設定
- アンチエイリアス:オフ
- V-Sync:オフ
- テクスチャ品質:低
特に「V-Sync(垂直同期)」は遅延を引き起こすため、オフにしておくことを推奨します。
4. ネットワーク環境の影響
ラグの原因がPCのスペックではなく、インターネット回線にある可能性もあります。特に撃ち合いのタイミングでラグが発生する場合は、回線の影響を疑ってみましょう。
チェック方法
- ゲーム中に「設定」→「ネットワーク」でPing(遅延)を確認
- Pingが100ms以上なら、ネット環境の見直しが必要
- Wi-Fiではなく有線接続を試す
- ルーターの再起動を実施
回線の安定性が低い場合、FPSが低下したように感じることがあります。
5. サーマルスロットリングの影響
ノートパソコンは長時間ゲームをプレイすると発熱し、CPUやGPUがパフォーマンスを下げる「サーマルスロットリング」が発生することがあります。
対策
- 冷却パッドを使用してノートPCの冷却を強化
- PCの底面を浮かせてエアフローを改善
- ゲームプレイ前に室温を下げる
まとめ
ヴァロラントが最近になって重くなった原因として、以下の点が考えられます。
- Windowsアップデート後のプロセス増加 → 不要なプロセスを停止
- GPUドライバの古さ → 最新版に更新
- ゲームのグラフィック設定の影響 → 設定を最低に変更
- ネットワークの不安定さ → 有線接続を試す
- ノートPCの発熱 → 冷却対策を行う
これらの対策を試すことで、ヴァロラントのラグ問題が改善される可能性があります。PCのスペックが原因というよりは、ソフトウェアや環境の変化が影響している可能性が高いため、ぜひ一つずつ試してみてください。
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