複数人で一台のパソコンを共有して使用する場合、特にインターネットを利用する際に「IPアドレスが同じになるのか？」といった疑問を持つ方も多いでしょう。特に、Yahoo!メールなどのオンラインサービスを使う際に、アカウントごとに異なるアドレスが必要になるのはなぜか、そしてその際のIPアドレスが共有されるのかどうかを確認しておきましょう。
パソコン共有時のIPアドレスとは
まず、IPアドレスとは「インターネット接続をする際に機器が持つ一意の識別番号」のことです。パソコンやスマートフォンがインターネットにアクセスするとき、このIPアドレスを利用して通信が行われます。
家庭やオフィスで、複数の人が1台のパソコンを使用する場合、そのパソコンがインターネットにアクセスする際のIPアドレスは共有されることが一般的です。これは、同一のインターネット回線を使っているため、インターネットプロバイダーから提供された同一のIPアドレスを使うからです。
IPアドレスはどのように決まるか
パソコンやスマートフォンがインターネットに接続される際、インターネットサービスプロバイダー（ISP）から「外部IPアドレス」が割り当てられます。このIPアドレスは、家庭やオフィスのインターネット接続のために利用されます。
例えば、家族全員が同じWi-Fiネットワークを使ってインターネットに接続している場合、同じ外部IPアドレスが利用されます。したがって、パソコンを共有している場合でも、インターネットに接続しているときのIPアドレスは同じです。
異なるアカウントでの利用時に注意すべきこと
Yahoo!メールやその他のオンラインサービスでは、1つの端末を複数人で共有して使用する際、それぞれのユーザーが自分のメールアドレスを持つことが一般的です。この場合、アカウントごとに異なるメールアドレスを使用しますが、それに関連するIPアドレスは同じであることが多いです。
そのため、複数のユーザーが同じパソコンを使ってメールを確認したり、オンラインサービスを利用したりする場合でも、IPアドレスは同じであるため、特別な設定をしない限り、異なるメールアドレスが必要になります。
プロキシやVPNを使うことでIPアドレスを変えることは可能
もし、「同じIPアドレスを共有したくない」と考えている場合、プロキシやVPN（仮想プライベートネットワーク）を使うことで、パソコンから送信されるIPアドレスを変更することが可能です。
これらのサービスを利用すると、インターネット上で表示されるIPアドレスを変更し、他のユーザーとの通信を分けることができます。ただし、これらは設定やコストがかかるため、必要に応じて検討すると良いでしょう。
まとめ：パソコン共有時のIPアドレスの取り扱い
パソコンを2人で共有する場合、基本的にIPアドレスは同じになります。これは、同じインターネット回線を使っているためです。ただし、異なるアカウントで使用する場合は、それぞれのメールアドレスを使用する必要があり、IPアドレスが共有されることになります。
もし、IPアドレスを分ける必要がある場合は、VPNやプロキシを利用して、異なるIPアドレスを設定することができます。自分の使用環境やセキュリティに合わせて、最適な方法を選択しましょう。
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