光造形プリンターを使用していると、レジンがFEPフィルムから剥がれる際に「ベリッ」という音がすることがあります。初心者にとっては少し驚く音ですが、これは多くの場合、正常な動作の一部です。本記事では、この音の原因や対策について詳しく解説します。
FEPフィルムとレジンの関係
光造形プリンターでは、FEPフィルムはタンク底部に設置され、レジンが液体のまま硬化するための透明な膜として機能します。レジンが紫外線で硬化すると、プリント層とFEPフィルムとの間にわずかな粘着が発生します。
この粘着が剥がれる際に「ベリッ」と音がすることがあり、特に薄い層や大きなモデルをプリントする場合に音が強くなることがあります。
剥離音はなぜ起こるのか
剥離音の主な原因は、レジン層が固まった後にビルドプレートが持ち上がる際の抵抗です。FEPフィルムは柔軟性がありますが、一定の力がかかると元の形に戻ろうとするため、音が発生します。
また、タンク内のレジンの種類や硬化速度、プリント速度によっても音の大きさや頻度が変わることがあります。
音が気になる場合の対策
剥離音を軽減する方法としては、ビルドプレートのリフト速度を調整したり、FEPフィルムの張り具合を確認することが有効です。過剰に張りすぎると音が大きくなる場合があります。
さらに、レジンタンクの温度やレジンの粘度を適正に保つことで、剥がれ時の抵抗を減らすことが可能です。
注意点と正常範囲の判断
音があっても、プリント品質に問題がなければ正常範囲と考えられます。しかし、音が極端に大きい場合や、レジンがFEPフィルムに強く張り付く場合は、FEPフィルムの劣化やビルドプレートの水平調整不足なども考慮する必要があります。
定期的にフィルムの状態をチェックし、異常な傷や汚れがないか確認しましょう。
まとめ
光造形プリンターでの「ベリッ」というFEPフィルムからの剥離音は、多くの場合正常な動作の一部です。音が大きい場合は、ビルドプレートの速度やFEPフィルムの張り具合を調整することで軽減可能です。定期的なメンテナンスと適切な設定で、プリント中の剥離音を管理しながら快適にプリント作業を進めましょう。


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