Valorantで「VAN:RESTRICTION」というエラーが発生し、UEFIモード、TPM、セキュアブートを有効にしないとプレイできないという問題に直面した方も多いでしょう。この問題を解決するためには、Windows 11のアップデートが必要ですが、PCのハードウェア要件を満たしていない場合、どのような変更を行えばよいのでしょうか?本記事では、必要なハードウェアの確認方法と、デバイス変更のための具体的な手順を紹介します。
1. Windows 11のシステム要件とは?
Windows 11へのアップデートには、特定のハードウェア要件を満たす必要があります。特に重要なのが、TPM 2.0、セキュアブート、およびUEFIモードのサポートです。これらが有効でない場合、Windows 11へのアップデートができず、エラーが発生する原因となります。
まずは、現在使用しているPCがこれらの要件を満たしているかどうかを確認しましょう。多くのPCでは、TPMやセキュアブートをBIOS設定で有効にすることができますが、古いハードウェアではこれらの機能がサポートされていないこともあります。
2. 現在のPC構成とWindows 11要件
あなたのPC構成を見てみましょう。CPU:RYZEN 5 3600、マザーボード:ASUS B450M-PRO GAMING、そしてグラフィックボード:RTX 2060という高性能な構成ですが、TPM 2.0とセキュアブートの設定が無効になっている可能性があります。
特に、ASUS B450M-PRO GAMINGマザーボードは、初期設定ではTPMモジュールが無効になっている場合があるため、BIOS設定で有効にする必要があります。次に、セキュアブートが有効かどうかも確認しておく必要があります。
3. TPMとセキュアブートの有効化方法
TPMとセキュアブートを有効にするには、BIOS設定にアクセスする必要があります。以下の手順を参考にしてください。
- PCを再起動し、BIOSに入るために「Delete」または「F2」キーを押します。
- BIOS設定画面に入ったら、「Advanced」タブに移動し、「Trusted Computing」セクションを探します。
- 「TPM」を「Enabled」に設定します。もしTPMモジュールが見当たらない場合、マザーボードにTPMモジュールを追加する必要があるかもしれません。
- 次に、「Boot」タブで「Secure Boot」を「Enabled」に設定します。
- 設定を保存し、再起動します。
これで、TPMとセキュアブートが有効になり、Windows 11へのアップデートが可能になります。
4. Windows 11へのアップデート手順
TPMとセキュアブートを有効にした後、Windows 11へのアップデートを試みることができます。アップデートを行う手順は以下の通りです。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「更新とセキュリティ」を選択し、「Windows Update」をクリック。
- 「更新の確認」を選択し、Windows 11のアップデートが表示された場合はインストールします。
もしWindows 11がアップデートされない場合は、Windows 11のPCヘルスチェックツールを使用して、システムの互換性を再確認しましょう。
5. もしハードウェアのアップグレードが必要な場合
万が一、TPMやセキュアブートがサポートされていない場合、いくつかのハードウェアをアップグレードする必要があります。例えば、TPM 2.0対応のモジュールを購入し、マザーボードに追加する方法があります。
また、Windows 11の要件を満たす新しいマザーボードに交換することも検討できます。これは少し手間がかかりますが、最も確実にWindows 11にアップデートする方法です。
6. まとめ:VAN:RESTRICTIONエラーとWindows 11アップデート
VAN:RESTRICTIONエラーを解決するためには、Windows 11へのアップデートが不可欠ですが、古いPCではTPMやセキュアブートなどの要件が満たされていないことがあります。この記事で紹介したように、BIOS設定を変更して、必要なハードウェアをアップグレードすることで、無事にWindows 11へのアップデートを完了し、Valorantのプレイに必要な環境を整えることができます。
PCのハードウェア要件に関しては、最初は少し難しいかもしれませんが、設定を見直し、必要に応じて部品を交換することで、ゲーム環境をスムーズに整えることができます。
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