カメラレンズのf値について理解することは、写真撮影の基本中の基本です。特にズームレンズの場合、スペックに記載されているf値が一定か可変かによって、撮影の仕方や光量の扱いが変わってきます。
この記事では、NIKKOR Z 70-180mm f/2.8のように1つのf値だけが書かれているレンズの意味や、ズーム全域で同じf値が使える場合と可変f値レンズとの違いを解説します。
f値とは何か?
f値とは、レンズの絞りの開口比を示す数値です。f値が小さいほど、より多くの光を取り込むことができ、背景をぼかした写真(浅い被写界深度)が撮れます。
例えば、f/2.8は明るい開放値で、暗い室内や水族館など光量の少ない環境でも撮影しやすいのが特徴です。
単焦点レンズとズームレンズのf値の違い
単焦点レンズでは焦点距離が固定されているため、f値も1つだけ表記されます。これはレンズ全域で常にその明るさが保証されることを意味します。
一方、ズームレンズでは焦点距離が変わるため、f値が一定のレンズと可変のレンズがあります。可変f値のレンズはズームするとf値が変化し、光量が変わるためシャッタースピードやISO感度を調整する必要があります。
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8はズーム全域で2.8?
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8のようにスペックにf/2.8と1つしか書かれていないレンズは、ズーム全域で開放f値が2.8の「ズーム全域固定f値レンズ」です。
つまり、70mmでも180mmでも最大絞りはf/2.8で撮影できます。この特徴は、暗所での撮影や背景ボケを活かした撮影に非常に有利です。
具体例として、70mmでポートレート撮影、180mmで遠くの被写体を引き寄せて撮影しても、どちらもf/2.8の明るさで同じような露出と背景ボケを得られます。
可変f値ズームレンズとの違い
例えば18-105mm f/3.5-5.6のようなレンズでは、広角端の18mmではf/3.5、望遠端の105mmではf/5.6とf値が変化します。望遠側では暗くなるため、シャッタースピードやISOを調整する必要があります。
これに比べ、70-180mm f/2.8はズーム全域で同じf値のため、露出の計算が簡単で、連続撮影やスポーツ撮影などでも安定した明るさを確保できます。
まとめ
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8のようにf値が1つしか書かれていないズームレンズは、ズーム全域でそのf値を利用できます。180mmにズームしてもf/2.8で撮影可能です。
これにより、暗所や望遠撮影でも一定の明るさを確保でき、露出調整の手間も少なくなります。可変f値レンズとの違いを理解することで、撮影シーンに応じたレンズ選びがしやすくなります。


コメント