ソニーのα7 VでRAW撮影をしているにもかかわらず、Adobe Lightroom上で一部の写真だけJPEGと表示されると、不具合や故障を疑ってしまうことがあります。しかし、この現象は必ずしもカメラ本体の故障とは限りません。
実際には撮影設定やファイル管理方法、Lightroomの表示仕様などが関係しているケースもあります。この記事では、α7 VでRAW撮影したはずの写真がJPEG表示になる主な原因と確認方法について解説します。
まず確認したいRAWファイルの拡張子
α7 VでRAW撮影した場合、通常は「.ARW」という拡張子で保存されます。
一方、JPEGは「.JPG」または「.JPEG」という拡張子になります。
Lightroom上の表示だけでなく、実際の保存ファイルを確認することが重要です。
例えばSDカード内やパソコン上で対象画像の拡張子を確認すると、本当にJPEGとして保存されているのか、それともRAWファイルなのか判断できます。
RAW+JPEG同時記録になっていないか確認する
α7 VにはRAWのみだけでなく、RAW+JPEG同時記録の設定があります。
この設定が有効になっている場合、1回の撮影でRAWファイルとJPEGファイルの両方が保存されます。
Lightroomへの読み込み時にJPEG側を選択していたり、同期処理によってJPEGが表示されている可能性もあります。
| 設定 | 保存されるファイル |
|---|---|
| RAW | ARWのみ |
| JPEG | JPGのみ |
| RAW+JPEG | ARWとJPGの両方 |
撮影メニューの「画質設定」を一度確認してみるとよいでしょう。
Lightroomのスマートプレビューや表示仕様の可能性
Lightroomでは実際のRAWファイルとは別にスマートプレビューやプレビュー画像を生成することがあります。
そのため、一部の画面表示や情報欄でJPEGのような表示になるケースがあります。
またクラウド同期を利用している場合、プレビュー画像を先に読み込んでいることもあります。
Lightroom上でJPEGと表示されても、元データがRAWである場合があります。
撮影モードによってはJPEGになる場合もある
ソニーの一部機能ではRAW記録が制限されることがあります。
例えば特殊効果モードや特定の連携機能、一部のアプリ機能を利用した場合にはJPEG記録へ切り替わることがあります。
また複数枚撮影する特殊モードや特定のクリエイティブルックとの組み合わせによっては、設定変更に気づかないままJPEG撮影になっているケースもあります。
問題が発生した画像の撮影日時を確認し、そのとき利用していた撮影モードを確認すると原因が見つかることがあります。
故障の可能性は高いのか
カメラの設定画面でRAW記録が有効になっており、大部分の写真が正常にARW形式で保存されている場合、故障の可能性はあまり高くありません。
もし故障であれば、特定の数枚だけではなく継続的にRAW保存できなくなることが一般的です。
まずは問題の画像の拡張子や撮影情報(Exif情報)を確認し、実際にどの形式で保存されているかを調べることが重要です。
- ファイル拡張子を確認する
- Exif情報を確認する
- RAW+JPEG設定を確認する
- Lightroomの読み込み設定を確認する
- 問題画像の撮影モードを確認する
まとめ
α7 VでRAW撮影しているはずなのにLightroomでJPEG表示になる場合、カメラの故障よりも設定やソフトウェア側の表示仕様が原因であることが多くあります。
まずは対象ファイルの拡張子やExif情報を確認し、RAW+JPEG同時記録やLightroomの表示設定をチェックしてみましょう。
大部分の画像が正常にRAW保存されているのであれば、故障の可能性は低く、設定や運用上の要因による現象である可能性が高いと考えられます。


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