SONYのポータブルラジカセ「CFM-800」は約60年前の製品で、現在のラジオ機器とは異なる表記や機能が多く見られます。その中でもBANDスイッチにある「WLR」という表示は、現代のユーザーには分かりづらい部分のひとつです。
この記事では、このWLRの意味や当時のラジオ仕様、そして実際の受信機能としてどのような役割を持っていたのかを整理して解説します。
結論:WLRは受信バンド(短波・中波・長波)を切り替えるための表記
CFM-800の「WLR」は、それぞれの頭文字がラジオの受信バンドを示していると考えられます。
一般的には W=Wave(短波)、L=Long wave(長波)、R=Radio Band(中波や標準放送帯の意味合い)として使われることが多く、当時の機種ごとの独自表記である場合もあります。
つまり、FM・AMのような現代的な表記ではなく、複数の受信帯域を切り替えるための物理スイッチとして設計されています。
当時のラジカセにおけるバンド切替の役割
1960〜70年代のラジオ機器では、放送方式が現在よりも多様で、短波放送や長波放送も一般的に利用されていました。
そのため1台のラジオで複数の周波数帯を受信する必要があり、BANDスイッチで切り替える構造が採用されていました。
例えば海外放送を受信する場合は短波(SW)、国内放送は中波(AM)といった使い分けが行われていました。
WLRのような表記が生まれた背景
当時のSONY製品では、国際展開を見据えて独自の略称や表記が使われることがありました。
特にポータブルラジカセでは、直感的に操作できるようにアルファベットで簡略化したスイッチ表示が採用されていました。
そのためWLRのような表記は、現代のFM/AM表記とは異なる設計思想によるものです。
実際の使い方のイメージ
CFM-800では、BANDスイッチを切り替えることで受信する放送帯域が変わります。
例えばWに設定すると短波放送の受信、Lでは長波放送、Rでは標準的な放送帯の受信というように動作していました。
この切り替えによって、国内外のラジオ放送を1台で楽しむことができる設計になっています。
まとめ
SONY CFM-800のBANDスイッチ「WLR」は、当時のラジオで使用されていた複数の受信帯域を切り替えるための表記です。
現代のFM/AMとは異なり、短波・長波・中波といった多様な放送を受信するための設計思想が反映されています。
古い機器特有の表記ではありますが、当時の国際的なラジオ環境を理解する手がかりにもなります。


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