ショップカードやイラスト作品を印刷するとき、用紙いっぱいにデザインしたはずなのに上下左右に余白が出たり、配置がずれてしまったりすることがあります。特に家庭用プリンターでは、通常印刷とフチなし全面印刷で設定方法が異なるため、余白設定をゼロにするだけでは解決しない場合があります。
この記事では、Canon PIXUSシリーズでフチなし印刷を行うための基本設定や、印刷時にイラストが偏る原因、ショップカード作成時にきれいに仕上げるためのポイントについて解説します。
余白をゼロにしても白い部分が残る理由
印刷設定で余白を0mmに変更しても、プリンター側が通常印刷モードのままだと用紙の端まで印刷されません。多くの家庭用プリンターは、インクが用紙の端でにじむことを防ぐため、標準では少し余白を残す仕様になっています。
そのため、ショップカードのように用紙いっぱいにデザインしたい場合は、アプリ側のキャンバス設定だけではなく、プリンタードライバー側で「フチなし印刷」を有効にする必要があります。
例えばA4キャンバスいっぱいにカードデザインを配置しても、通常印刷ではプリンターが自動的に印刷範囲を縮小するため、左右や上下に余白が発生することがあります。
Canon PIXUS ip2700でフチなし全面印刷を設定する方法
Canon PIXUS ip2700でフチなし印刷を行う場合は、印刷画面からプリンター設定を変更します。Macの場合は、印刷ダイアログ内の詳細設定を確認してください。
基本的な設定手順は以下の流れになります。
- お絵描きソフトから印刷画面を開く
- プリンターとしてCanon PIXUS ip2700を選択する
- 「用紙サイズ」または「ページ設定」で使用する用紙を選択する
- 「フチなし全面印刷」または「フチなし印刷」を有効にする
- 必要に応じて「はみ出し量」を調整する
フチなし印刷の項目が表示されない場合は、Macに標準搭載されているAirPrintドライバーではなく、Canon公式ドライバーが正しく適用されているか確認することも重要です。
Macでフチなし印刷の項目が表示されない場合の確認ポイント
Macではプリンターを追加するとき、自動的にAirPrintドライバーが選択される場合があります。AirPrintでは一部の詳細な印刷設定が表示されないことがあります。
Canon PIXUS ip2700のような古いモデルでは、メーカー提供のドライバーを使用した方が細かな設定が利用できる場合があります。
例えば、印刷画面に「フチなし印刷」という項目自体が存在しない場合は、プリンター設定の問題である可能性が高く、アプリ側の設定だけを変更しても改善しません。
イラストが左右にずれる原因と対策
フチなし印刷ができても、ショップカード作成では配置のズレが気になることがあります。これはプリンターの紙送り精度や、印刷時の拡大縮小設定が影響する場合があります。
フチなし印刷では、用紙端までインクを届けるために画像を少し拡大して印刷する「はみ出し」が行われます。そのため、端ギリギリに重要なデザインを配置するとズレが目立つことがあります。
例えばショップカードの文字やロゴは端から数mm以上内側に配置し、背景や模様だけを端まで広げるデザインにすると、多少のズレがあっても自然な仕上がりになります。
ショップカードをきれいに印刷するためのデータ作成ポイント
印刷用データを作成するときは、実際のカードサイズを考慮して余白や裁断位置を設定することが大切です。
A4用紙に複数枚のショップカードを配置して後からカットする場合は、カード同士の間隔や裁断用の目印を入れておくと作業しやすくなります。
また、家庭用プリンターでは完全に印刷位置を固定することは難しいため、背景色や柄を少し外側まで広げる「塗り足し」を設定すると、カット後の白い線を防ぎやすくなります。
フチなし印刷ができない場合に確認したいこと
プリンターによっては、すべての用紙サイズや用紙種類でフチなし印刷に対応しているわけではありません。設定項目が見つからない場合は、使用している用紙サイズや種類も確認しましょう。
また、古いプリンターでは最新OSとの組み合わせによって、一部機能が正常に利用できない場合があります。
その場合は、別のアプリから印刷する、PDFとして保存してから印刷する、プリンタードライバーを再設定するなどの方法を試すことで改善することがあります。
まとめ|フチなし印刷はプリンター側の設定がポイント
ショップカードのような全面デザインを印刷する場合、余白を0に設定するだけではなく、プリンター側で「フチなし全面印刷」を有効にすることが重要です。
Canon PIXUS ip2700では、Macの印刷画面からフチなし設定を確認し、必要であれば純正ドライバーを利用することで正しく設定できる可能性があります。
また、印刷時のズレを完全になくすことは難しいため、重要な文字やデザインは端から離して配置し、塗り足しを考慮したデータ作成を行うことで、ショップカードをよりきれいに仕上げることができます。


コメント