ASRock Polychromeで複数のARGBファンを個別制御する方法|DEEPCOOL SC700・SC790の違いと最適な構成を解説

周辺機器

複数のARGB対応ケースファンや簡易水冷を搭載したPCでは、「すべて同じ色になる」のではなく、ファンごとに異なる色やエフェクトを設定したいというケースがあります。しかし、ARGBハブや分岐ケーブルには個別制御できるものと、すべて同じ表示になるものがあるため、製品選びを間違えると希望通りのライティング設定ができません。この記事では、ASRock Polychrome RGBを使ってDEEPCOOL製ファンや簡易水冷のARGBを個別制御するために必要な構成や注意点を解説します。

ARGBファンの個別制御と同色制御の違い

ARGB(Addressable RGB)は、LED一つひとつを制御できる規格です。そのため、本来はファン単位だけではなくLED単位で色や発光パターンを変更できます。

ただし、接続方法によって制御方法は変わります。単純なARGB分岐ケーブルを使用した場合、複数のファンへ同じ信号が送られるため、接続したファンは基本的に同じ色・同じエフェクトになります。

例えば、3つのARGBファンを1本の4分岐ケーブルにつないだ場合、ASRock Polychrome上では1つのARGB機器として認識されるため、3つを別々の色に設定することはできません。

DEEPCOOL SC700やSC790では個別設定できるのか

DEEPCOOLのSC700やSC790のようなARGBハブは、多数のARGB機器を接続するための拡張機器です。ただし、すべてのARGBハブが個別制御に対応しているわけではありません。

マザーボードのARGB信号をそのまま分配するタイプのハブの場合、接続したファンはすべて同じ制御になります。つまり、SC700に複数のファンを接続しても、Polychrome RGB側では1つのARGBグループとして扱われます。

個別設定をしたい場合は、単純なARGB分配ハブではなく、USB接続などで専用ソフトから各ポートを制御できるARGBコントローラーが必要になります。

ASRock Polychromeで個別制御するために必要な条件

ASRock Polychrome RGBでファンごとに異なる色を設定するには、基本的にマザーボード側がそれぞれのARGB機器を別デバイスとして認識できる必要があります。

しかし、ASRock Z690 Pro RSなどの一般的なマザーボードでは、搭載されているARGBヘッダー数に限りがあります。そのため、多数のファンや簡易水冷をすべて個別制御するには接続方法を工夫する必要があります。

例えば、フロント3基、ボトム3基、リア1基、簡易水冷3基の合計10基を個別制御したい場合、10個のARGB入力を個別に管理できるコントローラーが必要になります。

個別制御を実現するおすすめの方法

複数のARGBファンを完全に個別制御したい場合は、マザーボード接続型ではなく、USB接続型のARGBコントローラーを使用する方法が一般的です。

USB接続型コントローラーは専用ソフトウェアで各ポートを管理するため、ファン1、ファン2、ファン3のように別々の設定が可能になります。

代表的な構成例としては以下のようになります。

構成 制御方法
ARGB分岐ケーブル すべて同じ色・同じエフェクト
ARGBハブ(マザーボード同期型) 基本的に全機器同じ制御
USB接続ARGBコントローラー ポートごとの個別制御が可能

DEEPCOOL製品で揃えたい場合でも、製品仕様に「個別制御対応」と明記されているか確認することが重要です。

簡易水冷L360M-RGB-WHも個別制御できるのか

簡易水冷のARGBファンやポンプヘッドも、ARGB端子をコントローラーへ接続すれば制御対象にできます。

ただし、簡易水冷によってはファンとポンプヘッドが別々のARGB端子になっている場合があります。その場合、それぞれを別ポートへ接続すれば個別設定できる可能性があります。

例えば、ラジエーターファン3基を1グループ、ポンプヘッドを別グループとして設定することで、ファンは青、ポンプ部分は白など異なるライティングにできます。

NZXT H7 Flow RGB v2へ換装する場合の注意点

NZXT H7 Flow RGB v2のようにケース側ARGBコントローラーが付属しないモデルでは、ARGB機器の数に応じて別途制御環境を用意する必要があります。

特にDEEPCOOL FL14やFL12 3in1など複数のARGBファンを搭載する場合、最初から個別制御を前提に配線計画を考えることが重要です。

配線例として、ケースファンをARGBコントローラーへ接続し、簡易水冷も別ポートへ接続することで、各パーツを独立して管理できる構成にできます。

まとめ|ARGBを個別設定したいなら単純なハブではなく専用コントローラーが必要

ASRock Polychrome RGBで複数のDEEPCOOLファンや簡易水冷を個別制御したい場合、単純なARGB分岐ケーブルやマザーボード同期型ハブでは希望通りの設定は難しいです。

SC700やSC790のようなARGB拡張ハブは接続数を増やす目的では便利ですが、多くの場合は同じ信号を分配するため、接続した機器を個別に色変更する用途には向きません。

ファンごと、パーツごとに違う色やエフェクトを設定したい場合は、USB接続型のARGBコントローラーなど、個別制御に対応した製品を選ぶことが重要です。PCを組み替える前に必要なポート数と制御方式を確認しておくことで、理想のRGB環境を作ることができます。

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