iPadを使っていると、誤って「アクセスガイド」がオンになってしまい、解除できなくなることがあります。特に、アクセスガイドのパスワードを忘れてしまった場合、通常の操作では解除できなくなるため、焦ってしまうこともあるでしょう。この記事では、iPadでアクセスガイドが解除できない時に試すべき方法をいくつかご紹介します。
アクセスガイドとは?
アクセスガイドは、iPhoneやiPadの一部の機能で、特定のアプリや画面に制限をかけることができる機能です。この機能は、主に子供や他の人が使用する際に、不要な操作や設定変更を防ぐために使われます。アクセスガイドをオンにすると、設定したパスコードなしでは解除できません。
もし誤ってアクセスガイドをオンにしてしまい、解除できなくなった場合、まずは冷静になり、いくつかの対処方法を試してみましょう。
パスコードを忘れた場合の対処法
アクセスガイドを解除するためには、設定時に設定したパスコードが必要です。もしそのパスコードを忘れてしまった場合、まずは以下の方法を試してみましょう。
1. アクセスガイドをオフにする
まず最初に試したいのは、iPadの「設定」から「アクセシビリティ」を選び、そこで「アクセスガイド」のオプションをオフにする方法です。ただし、パスコードがわからないと、これを解除することはできません。
強制再起動してみる
アクセスガイドが解除できない場合でも、強制的に再起動することで解除できることがあります。再起動手順は以下の通りです。
iPhone 8以降、またはiPadのモデル: 音量ボタンを1回押してすぐに放し、次に音量ボタンを1回押してすぐに放します。その後、電源ボタンを長押しし、Appleロゴが表示されたら放します。
iPhone 7またはiPadのモデル: ホームボタンと電源ボタンを同時に押し続け、Appleロゴが表示されたら放します。
これで、再起動後にアクセスガイドがオフになることがありますが、場合によっては効果がないこともあるため、次の方法も試してみましょう。
iTunesを使用してiPadをリセット
アクセスガイドのパスコードを忘れてしまい、他の方法で解除できない場合、iTunesを使用してiPadをリセットすることができます。ただし、この方法はiPad内のデータを消去することになるため、バックアップがない場合はデータが失われることを理解しておきましょう。
以下の手順でiTunesを使ってリセットできます。
1. iPadをPCまたはMacに接続
iPadをUSBケーブルでPCまたはMacに接続し、iTunesを開きます。
2. リカバリーモードにする
iPadをリカバリーモードにします。iPadのモデルによって異なる手順がありますが、iTunesが「iPadをリカバリーモードで検出しました」というメッセージを表示した場合は、リセットが可能です。
3. iPadを復元
iTunesの画面で「復元」をクリックし、iPadを工場出荷状態に戻します。この操作により、アクセスガイドも解除されます。
バックアップから復元する
iPadをリセットした場合、バックアップがあるとそのバックアップから復元することができます。バックアップを使ってデータを復元する方法は以下の通りです。
1. iCloudバックアップを利用
iCloudにバックアップがある場合、リセット後にiCloudアカウントでサインインし、「iCloudバックアップから復元」を選択します。
2. iTunesバックアップを利用
iTunesを使ってバックアップがある場合、PCまたはMacで「バックアップから復元」を選択し、バックアップを復元します。
まとめ
iPadのアクセスガイドが解除できない場合、いくつかの方法で対処することができます。まずは、パスコードを思い出すか、強制再起動を試してみましょう。それでも解決しない場合は、iTunesでリセットを行い、バックアップから復元する方法を検討してみてください。どの方法を選んでも、データの消失を防ぐために、バックアップを定期的に取ることが大切です。
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