VRAM16GB以上を目指すなら！複数GPU搭載とグラボ選びのポイント

グラフィックボード（GPU）は、ゲームや動画再生、AI生成など、PCの性能を大きく左右する重要なパーツです。特にVRAM（ビデオメモリ）の容量は、重いグラフィック作業を行う上で非常に大切な要素となります。

今回は、グラボを2枚差ししてVRAMを増やす方法や、性能を最大化するための選び方について詳しく解説します。

1. VRAMの重要性とその役割

VRAM（ビデオメモリ）は、グラフィックボードが処理するデータを一時的に保存するメモリです。特に、4KやVRコンテンツ、AI生成、3Dレンダリングなどの高負荷な作業を行う場合、VRAMの容量が大きいほど処理がスムーズに行えます。

例えば、VRAMが16GB以上あるグラボを使用すれば、より重い作業をストレスなくこなすことができます。ゲームや動画編集、AI生成ツールを快適に使用するためには、VRAM容量の選定が非常に重要です。

「2枚差し」でVRAMを増やすという方法は、一見便利に思えますが、実際にはいくつかの制限や問題もあります。まず、複数GPUを使用する場合、それぞれのGPUがVRAMを共有するわけではありません。つまり、2枚のGPUを使っても、VRAMの容量が単純に合算されるわけではないのです。

たとえば、NVIDIAのSLI（Scalable Link Interface）やAMDのCrossFireなどの技術を使ってGPUを2枚差しすることは可能ですが、これらの技術を利用するには対応するゲームやソフトウェア、マザーボード、電源供給が必要になります。

2枚のGPUを使うよりも、1枚の高性能なグラボを選んだ方が効率的な場合もあります。例えば、NVIDIAのRTX 5070やRTX 5070 Ti、RTX 5080は、1枚で16GB以上のVRAMを搭載しており、十分な性能を発揮します。

これらのグラボを選ぶことで、複数GPUの設定に伴う複雑さを避け、安定した性能を得ることができます。また、最新のグラボは、複数GPUによる設定が必ずしも最適ではない場合が多いため、1枚の高性能なグラボを選ぶことが多くのケースでベストと言えるでしょう。

VRAMが16GB以上必要であれば、RTX 5070 TiやRTX 5080のようなハイエンドモデルを選ぶと良いでしょう。これらのカードは、ゲームや動画編集、AI生成において非常に高いパフォーマンスを提供します。

また、VRAMの容量だけでなく、グラフィックボードのGPU性能や消費電力、冷却性能、そして互換性（マザーボードとの相性）も重要なポイントです。自分の使用用途に合わせて、最適なグラボを選ぶことが大切です。

VRAM容量が16GB以上を希望する場合、複数GPUでの構成よりも、RTX 5070 TiやRTX 5080などの高性能な単一グラボを選ぶ方が効果的なことが多いです。

グラボ選びは、自分が行う作業や使用するソフトウェアに合った性能を選ぶことが重要です。ゲームや動画編集、AI生成など、用途に応じて最適なグラボを選んで、快適なPC環境を実現しましょう。