YouTubeでの配信を最高画質で行いたい場合、OBSの設定やYouTubeの推奨設定を適切に行うことが重要です。特に、2160p(4K)で配信しているはずなのに、配信終了後にYouTubeで1440pまでしか表示されないという問題を抱えている方も多いのではないでしょうか?この記事では、OBSでYouTubeに配信する際に2160pの画質を確実に保つための設定方法を解説します。
1. OBSでの配信設定を見直す
OBSで配信する際、まず確認すべきは「解像度設定」です。YouTubeでの4K配信を行うためには、以下の設定を行う必要があります。
1. **キャンバス解像度**:YouTube配信を4K(2160p)で行うためには、OBSの「キャンバス解像度」を2160p(3840×2160)に設定する必要があります。
2. **出力解像度**:次に「出力スケーリング解像度」を2160pに設定します。これにより、配信時に最適な解像度が維持されます。
3. **ビットレートの設定**:YouTubeでの4K配信には高いビットレートが必要です。推奨されるビットレートは、**35000kbps**以上となります。
2. YouTubeの配信設定を確認する
YouTube側でも、配信の設定を確認することが重要です。YouTubeでは、配信時に「画質」オプションを選択することができますが、配信自体が2160p(4K)で行われていないと、この選択肢は表示されません。
1. **配信の解像度**:YouTubeの配信設定で解像度を「2160p」に設定します。これにより、YouTubeでの4K配信が可能となります。
2. **配信のエンコーダ設定**:YouTubeでは、配信時のエンコーダに対して**x264**(ソフトウェアエンコーダ)や**NVENC**(NVIDIAハードウェアエンコーダ)などが使用されます。可能であれば、ハードウェアエンコーダを使用して配信のパフォーマンスを向上させると良いでしょう。
3. 配信終了後の解像度問題について
配信終了後にYouTube側で解像度が「1440p」までしか選択できない問題に直面することがあります。この原因の一つとして、OBSの設定が適切でない場合が考えられます。特に、**YouTube側でのエンコード処理が完了する前に配信を終了してしまった場合**、高解像度の設定が適用されないことがあります。
この問題を回避するためには、配信終了後に少し時間をおいて、YouTubeの処理が完全に終わるのを待つことをおすすめします。それでも解決しない場合は、OBSとYouTubeの設定を再確認し、ビットレートや解像度を再調整する必要があります。
4. 同時配信を行う場合の注意点
同時配信を行う場合、例えばYouTubeとツイキャスに同時配信を行う場合、解像度やビットレートに制限がかかることがあります。特に、ツイキャス側では720pでの配信を行っている場合、YouTube側での4K配信を安定させるために、ビットレートや解像度の調整が必要です。
ツイキャスで720pを使用している場合でも、YouTubeで4K配信を維持するために、**OBSの出力解像度を変更せず、YouTubeの設定に合わせてビットレートを調整**することをお勧めします。
5. まとめ:YouTube配信を2160pで安定させるためのポイント
YouTubeで4K(2160p)の配信を安定させるためには、OBSとYouTubeの両方で適切な設定を行うことが必要です。特に解像度、ビットレート、エンコーダの設定を確認し、配信終了後に解像度が正しく反映されるように注意しましょう。
また、同時配信を行う場合は、ツイキャスなど他のプラットフォームの設定にも注意を払い、適切に調整することで、YouTubeでの高画質配信を安定させることができます。
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