京セラの複合機を使用してスキャンしたデータをパソコンに転送する際、ESETのファイアウォールを一時停止しなければならないという問題を解決する方法について解説します。ファイアウォールを無効にせず、スキャンデータを正常に転送するための設定方法を学びましょう。
問題の背景と現状
現在、ESETの「ファイアウォールの一時停止」を行うことで、京セラの複合機でスキャンしたデータがパソコンに転送される状態にあります。しかし、一時停止を毎回行うことが面倒であり、これを回避したいというのが主な課題です。
実際、ESETのファイアウォールを一時停止することで正常にデータ転送が行われるものの、これを無効にせずに転送を実現したいというニーズがあります。
ファイアウォール設定の確認
問題を解決するためには、ESETのファイアウォール設定を適切に行い、プリンターやスキャナーとPC間の通信を許可する必要があります。すでにファイアウォールの設定で特定のポートやIPアドレスを指定しているようですが、それが適切に設定されていない可能性もあります。
まずは、ESETの設定で「ローカルポート」や「プリンターのIPアドレス」の設定が正しいかを再確認しましょう。また、プリンターが使用するポート番号が9100であることを確認し、この設定がファイアウォールで許可されているかをチェックしてください。
手順に沿った設定の確認
1. 「ローカルポート」の設定については、ネットワークの通信に関わる全ポート範囲(1024~65535)を指定することで、通信が遮断されないようにします。
2. プリンターのIPアドレス(192.168.10.151)を正しく設定した上で、このIPが許可されていることを確認します。
3. ポート番号9100が正しく設定されているかを確認し、それに関連するルールがファイアウォールに追加されていることを確認します。
PCとプリンター間の通信を正常に保つための追加設定
もし、ファイアウォールの設定が正しくても問題が解決しない場合は、プリンターとPCのネットワーク設定を再確認することをお勧めします。特に、プリンターが同じローカルネットワークに接続されていることを確認し、IPアドレスの設定が正しいかどうかをチェックします。
また、プリンター側でファイアウォールの設定が必要な場合もあります。プリンターのマニュアルやサポートサイトで、PCとプリンター間の通信に必要な設定についても確認しておきましょう。
まとめ
ESETのファイアウォールを一時停止せずに、京セラの複合機とPC間でスキャンデータを転送するためには、ファイアウォールの設定で特定のポートやIPアドレスを許可する必要があります。適切に設定を行えば、ファイアウォールを一時停止することなく、スキャンしたデータの転送がスムーズに行えるようになります。もし設定がうまくいかない場合は、プリンターやPCのネットワーク設定の再確認をお勧めします。
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