FPSや音ゲーなど、音のタイミングが重要なゲームをプレイしていると、「音の遅延(レイテンシ)」が気になることがあります。特にモニターにあるイヤホンジャックから音を取った場合、「なんかズレてる…?」と感じる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、モニター、PC本体、ゲーム機コントローラーのイヤホンジャックでの音声出力の遅延について、仕組みと実際の使用感を交えながら詳しく解説していきます。
音声の遅延はどこで起きる?基本構造を理解しよう
まず前提として、音声の遅延は「どこで音声信号が処理されているか」によって変わります。
音の流れの一例:
- ゲーム機 → HDMI → モニター → モニター内で音声処理 → モニターのイヤホンジャック
- ゲーム機 → HDMI → 映像だけモニターへ、音声は本体のイヤホンジャックから直接
モニターで音声を処理する場合は、映像と音声の変換・遅延が発生しやすいため、音ズレを感じやすくなります。
モニターのイヤホンジャックはなぜ遅延するのか
多くのモニターでは、HDMIで入力された音声を内部でデコードしてイヤホンジャックに出力します。このとき、映像処理と同期させるためのバッファ(遅延処理)が発生するため、わずかながら音が遅れます。
とくにゲーミング以外のモニター(一般的なオフィス用や安価なモデル)では、音声遅延への対策がされていないことが多く、音ズレが気になりやすい傾向にあります。
ゲーミングモニターでも、オーディオ出力はあくまでおまけ機能として設計されていることが多いため、音質・遅延の両面でやや劣るケースがあります。
PCやゲーム機本体のイヤホンジャックはなぜ有利?
PCやゲーム機本体のイヤホンジャックは、音声を直接処理して即時出力できる構造になっています。
たとえば。
- PC:CPUやサウンドカードが音をリアルタイムに処理して出力
- ゲーム機(PS5やSwitch):システム内で直接オーディオ処理し、遅延が非常に少ない
そのため、ゲーム機本体やPCからの音声出力は、遅延が最小限に抑えられており、シビアなタイミングが求められるゲームにも適しています。
ゲーム機のコントローラーのイヤホンジャックはどうなの?
PS4/PS5のDualShockやDualSenseコントローラー、Xboxのコントローラーにもイヤホンジャックがありますが、Bluetoothや無線通信による音声処理の影響で若干の遅延が発生することがあります。
実際のプレイヤーからの声では。
- 「FPSではちょっと違和感がある」
- 「音ゲーでは反応がワンテンポ遅れる」
といった声があり、完全なリアルタイム性が求められるゲームには不向きと言われています。
ただし、カジュアルなプレイでは十分実用範囲で、配線の煩わしさがないメリットもあります。
遅延を避けるためのおすすめ接続方法
音の遅延を極力避けたいなら、以下の接続方法がおすすめです。
- PC・ゲーム機のイヤホンジャックから直接出力(最も低遅延)
- USB DAC(外付けオーディオデバイス)を使う → 高音質&低遅延
- HDMIオーディオスプリッターで音声を分離 → モニターを経由せず出力
また、遅延の少ない有線イヤホン・ヘッドホンを使うことで、音のズレをさらに防ぐことができます。
まとめ:モニターやコントローラーのイヤホンジャックは便利だけど音ゲー・FPSには注意
モニターやゲーム機コントローラーのイヤホンジャックは便利ではありますが、音声処理の仕組み上、わずかながら遅延が発生しやすいのが事実です。
音ズレに敏感なゲーム(FPS・音ゲー)を本格的にプレイしたい場合は、PCやゲーム機本体のイヤホンジャック、もしくはUSB DACなどの外部機器を通して出力するのがベストです。
「なんかズレてる?」と感じたら、ぜひ一度接続方法を見直してみてください。
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