Blue Yetiのような高感度USBマイクは、声の収音性能が高い一方で、意図しない環境音まで拾ってしまうことがあります。特に多いのが、マウスや腕が机に“コン”と当たる音。この音だけが目立ち、キーボードの音は入らない…という状況は、実は多くのユーザーが経験しています。
この記事では、Yetiマイクで発生しやすい“机のコン音”の原因と対策方法を、設定・機材・設置方法の3つの観点から解説します。
“コン”という衝撃音が入る理由とは?
Yetiはコンデンサーマイクであり、振動や接触音にも非常に敏感です。マイクアームを使っていても、アームが机に固定されている以上、机から伝わる振動を拾いやすくなっています。
このタイプの「構造的振動音」は空気よりも物体を通して伝わるため、声よりもはっきり録音されることがあります。
マイクアーム周辺の物理的対策
まずは物理的な振動を軽減する工夫をするのが第一歩です。
- ショックマウントの使用:Yeti専用または互換性のあるショックマウントを取り付けて、アームからの振動を遮断します。
- 机とアームの間に防振素材を挟む:スポンジマットや防振ゴムをクランプ部分に貼り付け、机からの振動を緩和します。
- アームを壁や棚に固定する:机を経由しない設置にすることで根本的な振動を断てます。
防音パッドや吸音材をマウスパッドの下に敷くのも効果的です。
Yetiの設定で感度を最適化する
マイク本体の設定も確認しておきましょう。
- ゲイン(感度)を下げる:Yeti本体のダイヤルで、声が適切に拾える範囲までゲインを下げます。
- 指向性を「カーディオイド」に設定:背面のダイヤルで「ハート型」アイコンを選ぶと、正面の音だけを拾いやすくなります。
- マイクと口の距離を縮める:距離を近くすればゲインをさらに下げられ、環境音の拾いを抑えられます。
録音ソフトでも入力レベルを調整して、不要なノイズをカットできる範囲に収めるのがベストです。
録音・配信ソフトでのノイズ対策も有効
マイクだけで対処しきれない場合は、ソフトウェア側でのノイズ処理も取り入れましょう。
- OBS Studio:ノイズゲートやノイズ抑制フィルターを追加可能
- RTX Voice(NVIDIA対応PC):リアルタイムで物理ノイズを除去
- Voicemeeter Banana:マイク音声にフィルタリングをかけて出力
特に「ノイズゲート」は設定した音量以下の音(例:机の衝突音)を自動でカットするので、クリック音などを残しつつ、コンという低音のみを抑えることが可能です。
マウス・机側の工夫も忘れずに
音がマウス操作や腕の動作に起因する場合、机まわりの環境も見直してみましょう。
- 大型マウスパッドやデスクマットを使用し、接触時の音を吸収する
- リストレスト付きのマウスパッドで手首の衝撃を軽減
- 机の上にフェルトやスポンジ素材を敷くことで全体的な振動音を低減
机が薄く軽量な素材の場合、構造的に音を拾いやすくなるため、重い木製の机などへの切り替えも選択肢のひとつです。
まとめ:Yetiの“コン音”は工夫次第でかなり軽減できる
Blue Yetiのマイクは高性能だからこそ、ちょっとした衝撃音や振動も拾いやすいという弱点があります。
しかし、ショックマウントや設置の工夫、感度調整、ノイズ処理などを組み合わせれば、気になる“コン音”はかなり抑えられます。
まずは物理的な対策(振動対策・机の見直し)を行い、それでも気になる場合はソフト側の設定やツールを活用してみましょう。
静かで聞きやすい録音環境は、ちょっとした工夫の積み重ねで実現できます。
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