PCの組み立てやアップグレード時に、MSIのマザーボードに搭載されているEZ Debug LEDが赤点灯する現象に遭遇することがあります。特にCPUのLEDが赤く点灯する場合、その原因は何か？今回は、メモリ未挿入時に発生する問題について詳しく解説します。
EZ Debug LEDの赤点灯とは？
MSIのマザーボードには、PCのハードウェア診断をサポートするEZ Debug LEDが搭載されています。このLEDは、CPU、メモリ、GPU、ボードなどのコンポーネントの状態を視覚的に表示します。赤いLEDが点灯すると、問題のあるコンポーネントが示され、ユーザーがトラブルシューティングを行うための手助けになります。
メモリ未挿入時にCPU LEDが赤点灯する理由
メモリが未挿入の状態でPCを起動しようとすると、マザーボードは正常に起動できず、CPUに関するエラーとして赤色LEDを点灯させることがあります。これは、メモリが起動プロセスに必要不可欠であるため、システムが正しく動作しないからです。
実際にメモリが届いていない場合でも、確認のために一度CPUや他のコンポーネントをチェックしたい場合がありますが、その際はメモリが未挿入だとシステムが正しく動作しないという点を覚えておくことが重要です。
他の原因をチェックする
メモリ以外の原因でCPU LEDが赤点灯することもあります。例えば、CPU補助電源がしっかりと接続されていない、あるいは不安定な電力供給が原因となることがあります。ユーザーが報告するように、CPU補助電源が確認済みでも問題が解決しない場合、他のコンポーネント（GPUや電源ユニット）の不具合も疑う必要があります。
また、CPUの物理的な取り付けに問題がある場合や、マザーボード自体に不具合がある場合も、EZ Debug LEDが赤く点灯する原因となります。これらを一つずつ確認することが、トラブルシューティングには欠かせません。
実際のトラブルシューティング例
実際に、MSI PRO B850P WIFIマザーボードでCPU LEDが赤点灯した例として、メモリ未挿入でチェックを行っている場合があります。ユーザーがGPUを接続した状態で、モニターに映像信号が送られたものの、画面は真っ暗になり、スタンバイ状態に戻るという現象が起こりました。このような場合、メモリの未挿入による起動失敗が原因であることが考えられます。
また、メモリが届く前にこのような症状が発生した場合、確実にメモリを挿入してから再度起動を試みることが重要です。メモリが正しく取り付けられていないと、システムは正常に動作せず、EZ Debug LEDが赤く点灯することが多いです。
まとめ
MSIのEZ Debug LEDが赤点灯する原因として最も多いのは、メモリ未挿入による起動失敗です。メモリが未挿入の場合、システムは正常に起動せず、CPU LEDが赤く点灯します。この場合、メモリを挿入して再度起動を試みることで、問題が解決することが多いです。その他にも、CPU補助電源の接続不良や、マザーボードや他のコンポーネントの不具合も考慮する必要があります。
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