ソニーのRX100シリーズは、コンパクトでありながら高性能なカメラとして非常に人気があります。RX100M6からRX100M7へのアップデートにはいくつかの重要な変更点がありますが、それぞれのスペックがどのように進化したのかを見ていきましょう。
1. オートフォーカスの進化
RX100M7では、オートフォーカス(AF)性能が大幅に改善されています。M6でも十分な性能を誇っていましたが、M7では「リアルタイムトラッキング」や「瞳AF(アイフォーカス)」が強化され、特に動いている被写体を捉える能力が向上しました。これにより、スポーツや動きの速い被写体を撮影する際に、より鮮明でクリアな画像が得られます。
また、AF速度が0.02秒に短縮され、瞬時にピントが合うため、シャッターチャンスを逃しにくくなっています。
2. 高速連写性能
RX100M7は連写性能にも改善が見られます。RX100M6は最大で1秒あたり24コマの連写が可能でしたが、M7では最大60コマの連写に対応しています。これにより、動きの速いシーンでも複数のシャッターチャンスを逃さず撮影することができます。
さらに、M7は電子シャッターを使用した際のブラックアウトが大幅に改善されており、連写時の視認性も向上しています。
3. 4K動画撮影機能の向上
RX100M7では、4K動画撮影機能がさらに強化されています。M6では4K動画が撮影できましたが、M7ではHDR(ハイダイナミックレンジ)撮影や、より広い範囲の色域を捉えることが可能になり、動画のクオリティが大幅に向上しています。
また、4K動画を撮影しながらも、オートフォーカスが途切れることなく安定して動作するため、滑らかな動画撮影が可能です。
4. モニターとバリアングル機能の改善
RX100M7では、背面モニターがさらに使いやすくなりました。特に、バリアングルモニターが搭載されており、自撮りやハイアングル・ローアングルの撮影が非常に簡単になっています。自分撮りやVlog撮影をよくするユーザーには大きなメリットです。
M6では固定式のモニターだったため、角度を調整する際に不便でしたが、M7ではその欠点を解消し、より多機能なモニターが搭載されています。
5. 結論:RX100M7の優れたスペック
RX100M7はRX100M6に比べて、オートフォーカスの進化や連写性能、4K動画の向上、自撮りやVlogに便利なバリアングルモニターなど、多くの点で進化しています。特に、動体撮影や動画撮影において、M7はより優れたパフォーマンスを発揮するため、スポーツやアクションシーンを多く撮影するユーザーには最適な選択です。
ただし、RX100M6も依然として高性能なカメラであり、日常的な使用には十分な性能を持っています。自分の使用用途に応じて、どちらのカメラを選ぶかは慎重に検討することが大切です。
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